SBC湘南美容クリニック 医師
渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)
患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。
■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

十味敗毒湯は、じんましんや急性湿疹、化膿性皮膚疾患などに用いられる漢方薬です。皮膚の炎症や赤み、かゆみを伴う肌トラブルに処方されることがあり、肌荒れに悩む方からも注目されています。
一方で、十味敗毒湯は「飲めば誰でも肌荒れが治る薬」ではありません。体質や症状によって向き・不向きがあり、効果を実感するまでの期間にも個人差があります。また、漢方薬であっても副作用が起こる可能性があるため、正しく理解したうえで服用することが大切です。
本記事では、十味敗毒湯に期待できる効果や肌トラブルに作用する仕組み、副作用、効果が出るまでの期間、服用時の注意点についてわかりやすく解説します。
SBC湘南美容クリニック 医師
渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)
患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。
■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任
十味敗毒湯とは、皮膚の炎症や化膿を伴う症状に用いられる漢方薬です。
漢方医学では、皮膚トラブルは体内のバランスの乱れによって引き起こされると考えられています。十味敗毒湯は、そうした乱れへ働きかけながら、皮膚の状態を整えることを目的として用いられる処方です。
十味敗毒湯には、以下の10種類の生薬が配合されています。
また、十味敗毒湯はドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品のほか、医療機関で処方される医療用漢方薬としても使用されています。
ただし、体質や症状によって向き・不向きがあるため、自己判断で服用するのではなく、必要に応じて医師や薬剤師へ相談することが大切です。
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肌荒れの初期症状に悩む方へ

十味敗毒湯は、皮膚の炎症やかゆみ、赤みを伴うさまざまな皮膚トラブルに対して効果が期待できます。
特に、化膿を伴う皮膚症状や急性の炎症性疾患の初期段階で処方されることがあり、添付文書では主に以下の症状に対する効能・効果が認められています。
たとえば、赤みやかゆみを伴う湿疹や、繰り返しできる炎症性のニキビなどに用いられることがあります。また、膿をもった吹き出物や皮膚炎など、皮膚の炎症反応が強く現れているケースで選択されることも少なくありません。
一方で、すべての肌荒れに適しているわけではない点には注意が必要です。
たとえば、乾燥が主な原因となっている肌トラブルや、アトピー性皮膚炎などの慢性的な皮膚疾患では、別の漢方薬や治療法が選択される場合もあります。
そのため、「ニキビがあるから十味敗毒湯を飲めばよい」というわけではなく、症状の原因や体質に合わせて選ぶことが大切です。
特に、長期間症状が続いている場合や市販薬で改善しない場合は、医療機関で相談しながら治療方針を検討するとよいでしょう。

十味敗毒湯は、皮膚の炎症やかゆみに関わる体内の仕組みに働きかけることで肌トラブルの改善をサポートすると考えられています。
ここでは、十味敗毒湯が肌荒れへアプローチする主な仕組みについて解説します。
十味敗毒湯は、炎症反応に関わる「好中球」の働きへ作用する可能性が報告されています。
好中球とは、細菌やウイルスなどの異物から身体を守る免疫細胞の一種です。皮膚に炎症が起こると、好中球が患部へ集まり、異物の排除や組織の修復に関与します。
研究では、十味敗毒湯が好中球の遊走能(炎症部位へ移動する働き)や貪食能(異物を取り込む働き)に影響を与えることが報告されています。また、好中球などから産生される活性酸素を抑制する可能性も示唆されています。
こうした作用を通じて、十味敗毒湯は炎症を伴う皮膚症状の改善をサポートすると考えられており、化膿性皮膚疾患や湿疹、蕁麻疹などに用いられることがあります。
十味敗毒湯には、活性酸素によるダメージを軽減する作用も期待されています。
活性酸素は、体内へ侵入した細菌や異物を攻撃するために必要な物質です。しかし、過剰に発生すると正常な細胞まで傷つけてしまい、炎症の悪化や肌トラブルの長期化につながることがあります。
十味敗毒湯は、こうした活性酸素の発生を抑制することで、皮膚への負担を軽減し、肌環境を整える働きが期待されています。

十味敗毒湯は、湿疹やニキビ、蕁麻疹などの皮膚トラブルに用いられる漢方薬ですが、医薬品である以上、副作用が起こる可能性があります。
報告されている主な副作用は、以下のとおりです。
| 分類 | 主な症状 |
| 比較的軽微な副作用 | 偽アルドステロン症、ミオパチー |
| その他の副作用 | 発疹、発赤、そう痒(かゆみ)、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢 |
比較的軽度な副作用としては、発疹や発赤、かゆみ、蕁麻疹などの皮膚症状のほか、食欲不振や胃部不快感、吐き気、下痢などの消化器症状が報告されています。
また、頻度はまれですが、注意が必要な重篤な副作用も報告されています。偽アルドステロン症は、配合されている甘草(カンゾウ)の影響によって起こることがあり、むくみや血圧上昇、手足のしびれ、筋力低下などの症状が現れる場合があります。
さらに、偽アルドステロン症に伴ってミオパチーを発症すると、手足に力が入りにくくなったり、筋肉痛や脱力感が現れたりすることもあります。
副作用の発生頻度は高くありませんが、服用中に普段と異なる症状が現れた場合は自己判断で服用を続けず、速やかに医師や薬剤師へ相談するようにしましょう。

十味敗毒湯の服用方法は、以下のとおりです。
食前とは食事の約30分前、食間とは食後約2時間後から次の食事までの間を指します。漢方薬は空腹時のほうが吸収されやすいと考えられているため、できるだけ決められたタイミングで服用するのがおすすめです。
また、飲み忘れを防ぐためには、朝・昼・夕の食事前など、毎日同じタイミングで服用する習慣をつけるとよいでしょう。
なお、飲み忘れた場合でも、2回分をまとめて服用することは避けてください。次の服用時間まで十分な間隔を空けたうえで、通常どおり服用しましょう。

十味敗毒湯の効果が現れるまでの期間には個人差がありますが、服用開始から1か月程度で変化を感じる方が多いとされています。
ただし、効果を実感するまでの期間は、症状の種類や重症度、体質によって異なります。
たとえば、比較的軽い湿疹や皮膚炎の場合は早い段階で改善を感じることもありますが、慢性的なニキビや長期間続いている肌荒れでは、より時間がかかるケースもあるでしょう。
また、そもそも十味敗毒湯は症状を抑える薬というよりも、体の内側から皮膚環境へアプローチすることを目的とした漢方薬です。そのため、服用後すぐに大きな変化を期待するのではなく、一定期間継続しながら経過をみることが大切です。
十味敗毒湯を服用していても、「なかなか肌荒れが改善しない」「思ったような効果を感じられない」と感じることがあります。その場合は、以下のような原因が考えられます。
なお、服用を続けても改善がみられない場合や症状が悪化している場合は、自己判断で服用を続けるのではなく、医師へ相談しましょう。
症状や体質に応じて、別の漢方薬や医薬品への変更を検討することも重要です。

十味敗毒湯は比較的幅広い皮膚トラブルに用いられる漢方薬ですが、体質や健康状態によっては服用に注意が必要な場合があります。
また、漢方薬は複数の生薬を組み合わせて作られているため、他の漢方薬や医薬品との飲み合わせにも気を付けなければなりません。
安全に服用するためにも、服用前に確認しておきたい注意点を見ていきましょう。
十味敗毒湯はすべての人が服用できるわけではなく、体質や健康状態によっては慎重な判断が必要です。
具体的に、以下に当てはまる方は服用前に医師や薬剤師へ相談してください。
漢方だからといって安易に服用するのではなく、現在の健康状態や服薬状況を踏まえたうえで使用を検討しましょう。
十味敗毒湯を服用する際は、他の漢方薬や医薬品との飲み合わせにも注意が必要です。
特に注意したいのが、配合されている甘草(カンゾウ)です。甘草にはグリチルリチン酸という成分が含まれており、同じ成分を含む薬を併用すると、副作用のリスクが高まる可能性があります。
たとえば、以下のような漢方薬には甘草が含まれています。
また、グリチルリチン酸やその塩類を含む医薬品との併用にも注意が必要です。
これらの薬を併用すると、血液中のカリウム濃度が低下しやすくなり、偽アルドステロン症やミオパチーのリスクが高まる可能性があります。
漢方薬は複数の生薬を組み合わせて作られているため、一見すると別の薬に見えても、同じ生薬が重複して含まれているケースは少なくありません。
そのため、市販薬やサプリメントを含め、現在服用している薬がある場合は、事前に医師や薬剤師へ伝えることが大切です。

ここまで十味敗毒湯の効果や副作用、服用時の注意点について解説してきました。
一方で、「ダイエットにも効果があるの?」「市販薬と処方薬では何が違うの?」など、十味敗毒湯についてさらに詳しく知りたい方もいるでしょう。
そこでここからは、十味敗毒湯に関してよくある質問についてわかりやすく解説します。
結論からいうと、十味敗毒湯そのものに痩せる効果はありません。
十味敗毒湯の主な効能・効果は、蕁麻疹や湿疹、ニキビ、化膿性皮膚疾患などの皮膚トラブルの改善です。そのため、体重減少を目的として使用される処方ではありません。
しかし、ネット上では「十味敗毒湯を飲んだら痩せた」という口コミを見かけることがあります。
これは、十味敗毒湯に含まれる防風(ボウフウ)や荊芥(ケイガイ)などの生薬の働きによって、体内の余分な水分の排出が促され、むくみが改善した結果、身体がすっきりしたように感じるためと考えられます。
十味敗毒湯には、医療機関で処方される「医療用漢方薬」と、ドラッグストアや薬局などで購入できる「一般用漢方薬」があります。
どちらも配合生薬は同じですが、生薬の配合量や製剤の規格が異なる場合があります。
また、医療用漢方薬の大きな特徴は、医師が症状や体質を確認したうえで処方する点です。肌荒れやニキビといっても原因はさまざまであり、人によって適した漢方薬は異なります。
そのため、「本当に十味敗毒湯が合っているのか」を専門家に判断してもらえるのは医療用ならではのメリットといえるでしょう。
一方、市販薬は病院へ行かなくても購入できるため、手軽に始めやすい点が魅力です。ただし、自己判断で選ぶことになるため、症状や体質に合わない漢方薬を選んでしまう可能性もあります。
「まずは試してみたい」という場合は市販薬も選択肢になりますが、肌荒れが長引いている場合や繰り返し再発している場合は、医師や薬剤師へ相談したうえで使用するのがおすすめです。
参考:
https://www.tsumura.co.jp/brand/kampo-introduction/about-kampo

十味敗毒湯に興味があるものの、「忙しくて病院に行けない」「漢方を買うためだけにわざわざ病院に行くなんて」という方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、オンライン診療サービス「med.」がおすすめです。
med.なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方でも気軽にご利用いただけます。
ここからは、med.の特徴について詳しく見ていきましょう。
med.の利用の流れは、以下の通りです。
このように診察から薬の購入までを自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。
なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)。
※医師の判断によりお薬が処方できない場合があります。
med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。
med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察を行ったうえで、あなたにあった処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。
さらに、土日祝日はもちろん、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。
なお、med.では十味敗毒湯以外にも、以下のような漢方薬を取り揃えています。
どの漢方薬が向いているか悩んでいる方も、ぜひお気軽にご相談ください。
十味敗毒湯は、蕁麻疹や湿疹、ニキビ、化膿性皮膚疾患などの皮膚トラブルに用いられる漢方薬です。好中球の働きやアレルギー反応、活性酸素の発生にアプローチすることで、炎症やかゆみを伴う肌トラブルの改善が期待されています。
効果が現れるまでの期間には個人差がありますが、一般的には1か月程度を目安に変化を感じる方が多いとされています。
ただし、体質や症状によっては十分な効果が得られない場合もあるため、自己判断で飲み続けるのではなく、必要に応じて医師へ相談することが大切です。
一方で、十味敗毒湯には発疹や胃腸症状などの副作用が報告されているほか、まれに偽アルドステロン症やミオパチーといった重篤な副作用が起こる可能性もあります。服用中に異変を感じた場合は、速やかに医療機関へ相談しましょう。
「自分の肌荒れに十味敗毒湯が合っているかわからない」「市販薬と処方薬のどちらを選ぶべきか迷っている」という方は、医師や薬剤師へ相談しながら、自分に合った治療法を選択することをおすすめします。
参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00053509
治療等の内容/治療等の期間及び費用
・十味敗毒湯を服用する化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期治療薬です。(1か月¥5,700)
・荊芥連翹湯を服用するにきび治療薬です。(1か月 ¥5,700)
副作用
・十味敗毒湯の主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢などが報告されています。
・荊芥連翹湯の主な副作用として、発疹、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、下痢などが報告されています。
お問い合わせ先
お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。