皮膚科でもらえる「シワへの効果が期待できる薬」について解説

美容・スキンケア
投稿:2026.04.21更新:2026.04.21
皮膚科でもらえる「シワへの効果が期待できる薬」について解説

「化粧品などいろいろ試したけれど、シワに効果を感じられない」
「皮膚科でもらえる薬ならシワを改善できるのでは?」

シワのケアを続けても効果を感じられず、皮膚科で処方薬を試してみたいと考える方も多いでしょう。ドラッグストアで購入できる市販薬や化粧品などで改善できなかった場合でも、処方薬なら効果が出る可能性があります。

ただし、どこの皮膚科でもシワ治療を行っているわけではないため、どこを受診すべきかを知っておく必要があります。また、処方薬にもさまざまな種類があるため、その効果なども把握しておきましょう。

本記事では、シワ治療における皮膚科の選び方や、代表的な治療薬である「トレチノイン」の作用、その他に処方されることがある薬について解説します。シワでお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

普通の皮膚科でもシワに使う薬を処方してもらえる?

シワの悩みを解決するために皮膚科を受診しようと考えても、どこの病院に行けば適切な薬が処方されるのか迷う方も多いでしょう。

結論から言うと、すべての皮膚科でシワに効果が期待できる薬がもらえるわけではありません。受診する前に、そのクリニックがシワなどの美容的な相談を受け付けているかを確認することが大切です。

基本的に、シワに効果が期待できる薬を処方してもらいたい場合は、「美容皮膚科」を選ぶ必要があります。では、一般皮膚科と美容皮膚科の違いについて見てみましょう。

「一般皮膚科」と「美容皮膚科」の違い

一般皮膚科は、主に保険診療をメインとしており、湿疹ややけど、ニキビといった「病気やケガ」を治す場所です。シワは医学的に病気やケガとはみなされないため、保険診療のみを行っている病院では、シワ治療薬を扱っていないケースが多く見られます。

一方で、美容皮膚科は、シミ・シワ・たるみといった疾患とみなされない美容目的の肌悩みに対し、皮膚科学に基づいた医療でアプローチする診療科です。肌に効果が期待できる薬を処方するほか、レーザー・ピーリング・注射などの処置を行っています。

ただし、一般皮膚科の看板を掲げていても、自由診療としてシワ治療などを並行して行っているクリニックもあります。

受診前に確認すべきポイント

一般皮膚科でもシワ治療を行っているケースもあるのであれば、どのように見分ければいいのでしょうか。

シワ治療を行っているかを確認するためには、受診前にその皮膚科のホームページを確認してみましょう。「自由診療」「美容皮膚科」「自費診療」といった項目があるかどうかが、シワ治療薬を取り扱っているかどうかの目安になります。

これらが見当たらない場合や、ホームページがない場合は、事前に電話などでシワの相談が可能か問い合わせてみましょう。

皮膚科で処方されるシワ治療薬の代表格「トレチノイン」

トレチノインは、多くのシワ治療に対応しているクリニックで提案される薬です。トレチノインの効果と仕組みについて詳しく解説します。

トレチノイン(レチノイン酸)とは

トレチノインはビタミンA(レチノール)の誘導体で、その効果はレチノールと比較して高い生理活性を持つと報告されています。米国ではシワやニキビの治療薬として認可されている薬です。

トレチノインには、古い角質を剥がすピーリング作用や、表皮細胞の分裂・増殖を促して皮膚の再生を早める働きがあります。さらに皮脂分泌を抑制するほか、長期的には真皮のコラーゲン生成を促進して肌のハリを改善したり、表皮内でヒアルロン酸の分泌を高めて肌をみずみずしく保ったりする効果も期待できます。

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トレチノインの使用で起こることがある「皮膚炎」とは

トレチノインを使用し始めると、「レチノイド皮膚炎」と呼ばれる反応が現れることがあります。これはアレルギー反応ではなく、薬の作用によって起こることがある反応です。

具体的な症状としては、皮膚がボロボロと剥がれ落ちる落屑(らくせつ)や、赤み、乾燥、ヒリヒリとした痛み、かゆみなどが挙げられます。

通常、肌が薬に慣れてくるにつれて、症状は徐々に治まります。適度な反応であれば治療を継続しますが、痛みが強い場合や赤みがひどすぎる場合は、医師の診察を受けることが大切です。

参考:
https://www.jst.go.jp/pr/info/info283/kaihatsu.html

トレチノインを使用する際の注意点

トレチノインを使用する場合に、知っておくべき注意点について解説します。

紫外線対策が必須になる

トレチノインの使用中は、古い角質が剥がれて新しい皮膚が露出しているため、肌が敏感になっています。通常よりも紫外線によるダメージを受けやすい状態であるため、日中は必ず日焼け止めを塗ることが求められます。

また、帽子や日傘による物理的な遮光も行い、徹底したUVケアを行うことが推奨されます。

妊娠中・授乳中の使用について

トレチノインは、妊娠中や妊娠の可能性がある方は、原則として使用を控える必要があります。また授乳中も、使用の可否を医師に確認しましょう。

受診の際には、必ず現在の状況を医師に正しく伝えることが大切です。

トレチノイン以外に選択肢はある?内服薬によるサポート

シワのケアでは、外側からのアプローチであるトレチノインだけでなく、内側から肌の状態を整えるために内服薬が処方される場合があります。ここでは、肌のハリを支える代表的な成分について詳しく見てみましょう。

肌の酸化を防ぎ、ハリを支えるビタミン類

【ビタミンC】
ビタミンCは、コラーゲン生成の促進作用により、シワやたるみの改善を助けるとともに、メラニンの生成を抑えて色素沈着を抑制する働きも持っています。
「シナール」などの名称で処方されるのが一般的です。

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【ビタミンE】
ビタミンEには抗酸化作用があり、肌の酸化を抑制し、肌のターンオーバーを促進する効果が期待できます。処方薬としては「ユベラ」が代表的です。

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【ビタミンB群】
ビタミンB1・B2・B6・B12など、ビタミンB群はそれぞれ異なる働きを持ち、皮膚や粘膜の健康維持に関与しています。そのため、数種類のビタミンが配合された内服薬が処方されることもあります。

▼ビタミンの種類ごとの働き

ビタミンの種類ビタミンの働き
ビタミンB1 糖質や乳酸の分解によるエネルギー生成を行い、健康な皮膚や粘膜を維持する
ビタミンB2 過剰な皮脂や肌の炎症を抑え、肌荒れや湿疹を改善する
ビタミンB6 アミノ酸や脂質の代謝に関与し、肌の健康状態を維持する
ビタミンB12 細胞分裂やDNA合成を通じて肌の修復過程を間接的にサポートする

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抗酸化作用を持つ薬

紫外線やストレスなどによって体内で発生する「活性酸素」は、肌のハリを支える成分に影響を与え、年齢による変化の一因となることがあります。
こうした影響を抑える目的で、抗酸化作用を持つ成分が処方される場合があります。

では、抗酸化作用を持つ処方薬を見てみましょう。

【タチオン(グルタチオン)】
グルタチオンは、紫外線やストレスなどによる酸化ダメージから体を守る働きを持つ成分です。この作用により、肌の状態を整える目的で処方されることがあります。

処方薬としては、「タチオン」などがあります。
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【L-システイン】
L-システインも抗酸化作用を備えており、活性酸素による細胞へのダメージを抑える働きが期待されています。肌のターンオーバーをサポートする目的で用いられることがあります。

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参考:
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=16929
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00057612
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=33848

皮膚科に行く前に知っておきたい「保険適用」について

皮膚科と聞くと、保険が適用されるのではと思う方もいらっしゃるかもしれません。シワ治療における保険適用の有無について解説します。

シワ治療は基本的に「自由診療」

シワやたるみの改善は、健康を損なう病気の治療ではなく、容姿を整えるための「美容目的」とみなされます。そのため、健康保険は適用されず、診察料やお薬代はすべて全額自己負担の「自由診療(自費)」となるのが一般的です。

かつて保湿目的で注目された「ヒルドイド」なども、治療として医師が必要と判断した場合を除き、保険適用は認められていません。美容目的での利用を希望する場合は、自由診療(全額自己負担)として処方を受けるか、市販の類似製品を検討することになります。

費用の目安

自由診療の価格はクリニックによって独自に設定できるため、場所によって異なります。

トレチノインの場合、配合濃度や内容量にもよりますが、数グラムのチューブ1本あたり数千円から1万円程度が相場となることが多いようです。これに加え、初診料や再診料などが必要になる場合もありますが、オンライン診療サービスでは、これらがかからないケースもあります。

シワにお悩みならオンライン診療サービス「med.」で相談

スマホで診察 お薬とどく

「シワに処方薬を試したいけれど、なかなかクリニックに通う時間がない」という方もいらっしゃるでしょう。そのような方におすすめなのが、オンライン診療サービスです。

オンライン診療サービス「med.」なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方にもおすすめです。

med.の特徴について詳しく解説します。

自宅で診察から処方薬の受け取りまで完結

med.の利用の流れは、以下の通りです。

  1. 希望の薬をカートに追加
  2. オンライン診療を受ける(5分程度)
  3. 診察後に処方薬を購入すると、自宅に届く

このように自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。

なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です。(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)

通院するよりもコストを抑えられる

med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます。(※1万円以下の場合は送料がかかります)また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

オンライン診療実績が豊富な医師が土日祝日も23時まで診療

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察し、最適な処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。

また、土日祝日も診察を受けられ、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.ではシワの改善に効果が期待できる処方薬を取り揃えております。

どれがご自身に適しているか判断できない場合も、医師にご相談ください。

まとめ

シワの改善には、市販の化粧品だけでなく、医療機関で処方されるトレチノインなどの専門的な薬を検討することも有効な選択肢です。外側からのアプローチと、内服薬による内側からのサポートを行うことで、多方向からシワにアプローチできます。

ただし、副作用や紫外線対策などの注意点を正しく理解し、継続してケアを行うことが大切です。まずは医師に相談してみましょう。

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉大洋(わたなべ ひろうみ)

医薬品について

治療等の内容/治療等の期間及び費用

・トレチノインを使用する肌治療です。1本¥3,000円~(税込)

・グルタチオンを服用する肌治療です。まずは3か月以上の服用をお試しください。3か月¥8,940円~(税込)

・トコフェロール酪酸エステルを服用する肌治療です。まずは3か月以上の服用をお試しください。定期3か月¥5,643円~(税込)

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムを服用する肌治療です。まずは3か月以上の服用をお試しください。 定期3か月¥8,493円~(税込)

・オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミンを服用する肌治療です。まずは3か月以上の服用をお試しください。定期¥8,493円~(税込)

・L-システインを服用する肌治療です。まずは3か月以上の服用をお試しください。定期3か月¥6,480〜(税込)

副作用

・トレチノインの主な副作用として、接触性皮膚炎、赤みや乾燥、皮むけ、かゆみなどが報告されています。

・タチオンの主な副作用として、食欲不振、悪心、嘔吐、発疹などが報告されています。

・ユベラの主な副作用として、過敏症(発疹)・便秘・胃不快感などが報告されています。

・シナールの主な副作用として、主な副作用として、胃腸の不快感や悪心、嘔吐、下痢などが報告されています。

・ノイロビタンの主な副作用として腹部膨満、便秘、吐き気、下痢、めまいなどが報告されています。

・ハイチオールの主な副作用としては、吐き気、下痢、腹痛などが報告されています。

成分の承認について

・タチオン、ユベラ、シナール、ノイロビタン、ハイチオールの肌治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。

・トレチノインクリームは、未承認医薬品です。

入手経路

・タチオン、ユベラ、シナール、ノイロビタン、ハイチオール、は国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。

・トレチノインクリームは、日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニックの医師の判断の下、輸入をしたものになります。当院で輸入している医薬品は、インド・Healing Pharma(ヒーリングファーマ)社等で製造されたものであり、代理店であるMONZEN社等を通じて輸入を行っております。個人輸入された医薬品等のリスクはこちらをご確認ください。https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/

国内の承認医薬品等の有無

・トレチノインと同等成分の製品が、肌治療薬として承認されている外用薬はありません。

・タチオンが、医療用医薬品の内服薬として肝機能障害(薬物・妊娠悪阻など)改善、急慢性皮膚炎、色素沈着性皮膚疾患治療目的で厚生労働省に承認されています。

肌治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。

・トコフェロール酢酸エステルが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着の治療目的で厚生労働省に承認されています 。

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で国内承認されています。

・オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミンが、医療用医薬品の内服薬としてビタミン B 群欠乏・末梢神経炎・筋肉痛・関節痛などの緩和治療目的で厚生労働省に承認されています。肌治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。

・L-システインが、一般用医薬品の内服薬として、しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で承認されています。

諸外国における安全性等に係る情報

・同成分であるトレチノインクリーム(外用)のトレチノインが処方箋医薬品としてアメリカ食品医薬品局(FDA)で尋常性ざ瘡症治療目的として承認されています。承認年月日:1971/10/02

安全性等に関わる情報としては、副作用として接触性皮膚炎、赤みや乾燥といった副作用症状が記載されています。

・タチオンは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として美容治療を目的とした使用は承認されていません。そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

・トコフェロール酢酸エステルは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。 そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

・オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミンは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として美容治療を目的とした使用は承認されていません。そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

・L-システインは、諸外国では処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

救済制度について

・トレチノイン、タチオン、ユベラ、シナール、ノイロビタン、ハイチオールは万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

お問い合わせ先

お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。