タダラフィルのアンチエイジング効果とは?論文付きで期待できる効果を紹介

ED治療
投稿:2026.05.20更新:2026.05.20
タダラフィルのアンチエイジング効果とは?論文付きで期待できる効果を紹介

「タダラフィルにはアンチエイジング効果がある」という情報を見て、気になっている方もいるのではないでしょうか。

タダラフィルは、ED治療薬「シアリス」の有効成分として知られていますが、血管拡張作用によって血流を改善する働きがあるため、近年では健康維持や加齢に伴う変化との関連についても研究が進められています。

そこで本記事では、タダラフィルの基本的な作用を解説したうえで、論文で示唆されているアンチエイジングとの関係や期待されている効果、使用する際の注意点についてわかりやすく解説します。

タダラフィルの特徴を正しく理解したい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)

患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。

■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

そもそもタダラフィルにはどんな効果がある?

タダラフィルは、PDE5阻害薬と呼ばれる種類の薬で、一般的にはED(勃起不全)の治療で用いられています。

代表的なED薬である「シアリス」の有効成分としても知られており、PDE5という酵素の働きを阻害することで、勃起しやすい状態を整える効果が期待できます。

具体的には、血管の拡張や血流の改善によって勃起しやすい状態を作る作用がありますが、こうした働きから、近年ではアンチエイジングの効果にも注目が集まっています。

ただし、アンチエイジング目的での有効性については、現時点で評価が定まっていない部分も多いです。 そのため、過度に期待しすぎず、研究段階の話と実際の診療を分けて理解することが大切です。

【関連記事】タダラフィルとは?シアリスとの違いや効果、副作用や購入方法まで徹底解説

タダラフィルによって期待できるアンチエイジング効果【論文あり】

ここからは、論文などで報告されている研究をもとに、タダラフィルのアンチエイジング効果について紹介します。

血管機能の改善による若返り効果

タダラフィルは血管を拡張する働きに関わる薬であることから、血管機能の改善による若返り効果が期待されています。

実際、心血管リスクが高い被験者を対象にした研究では、タダラフィルの投与によって上腕動脈FMDと呼ばれる血管内皮機能の指標が改善したことが報告されています。

FMDは血管の柔軟性や拡張能力を評価する指標であり、値が高いほど血管機能が良好であるとされています。

また、二重盲検ランダム化比較試験(RCT)でも、PDE5阻害薬が内皮機能障害にどのような影響を与えるかが検討されています。その結果、タダラフィルの投与によって血管内皮機能の指標が改善する可能性が示唆されました。

ただし、これらの研究は主に血管機能や特定の疾患リスクを対象にした研究であり、タダラフィルを「若返り目的で使用すべき薬」とする医学的結論が出ているわけではありません。現時点では、血管機能との関連が研究されている段階であると理解しておくことが大切です。

参考:
https://www.europeanurology.com/article/S0302-2838(04)00509-3/abstract
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6377381

前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の改善効果

タダラフィルはED治療薬として知られていますが、前立腺肥大症(BPH)に伴う下部尿路症状(LUTS)の改善にも効果が期待されています。

実際、日本と韓国で実施されたランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、タダラフィル5mgを毎日服用した群で、排尿症状を評価するIPSS(国際前立腺症状スコア)の改善が確認されたと報告されました。

また、別の研究でも、タダラフィルの投与によって下部尿路症状や生活の質の改善が見られたとされています。ただし、こうした効果は前立腺肥大症に伴う症状の治療を目的とした研究であり、アンチエイジングそのものを目的とした研究ではありません。

排尿症状が気になる場合は、自己判断で服用するのではなく、医師の診察を受けたうえで適切な治療方針を検討することが重要です。

参考:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24571205
https://www.scielo.br/j/ibju/a/YwCMDBJbXzkFRRBcYQhsSMM/?format=pdf&lang=e

心不全や心筋梗塞などのリスク低減効果への期待

タダラフィルを含むPDE5阻害薬は、血管拡張作用や血流改善作用を持つことから、心筋梗塞や心不全などの心血管疾患のリスク低減効果にも期待がされています。

例えば、アメリカの大規模な医療データを用いた研究では、PDE5阻害薬を使用している40歳以上の男性について、心血管疾患や死亡リスクが比較的低い傾向があるとする結果が報告されました。

また、別の研究でも、PDE5阻害薬の使用者において心血管疾患の発症率が低い可能性が示唆されています。

ただし、これらの研究の多くはあくまで観察研究(自然な状態のデータを収集・分析する研究)であり、薬の使用とリスク低下の関連性を示すものです。

薬の作用によって直接リスクが下がったと断定できるわけではなく、生活習慣や健康状態などの要因が影響している可能性がある点に注意しましょう。

このように、タダラフィルと心血管疾患の関係については研究が進んでいるものの、心不全や心筋梗塞の予防薬として使用することが推奨されているわけではありません
現時点では、研究段階で「期待されている効果」として理解しておくことが重要です。

参考:
https://www.amjmed.com/article/S0002-9343%2824%2900705-8/fulltext
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12673857

認知症リスク低減の可能性

近年では、タダラフィルを含むPDE5阻害薬と認知症リスクとの関連についても研究が進められています。

PDE5阻害薬は血管拡張作用によって血流に関わる働きを持つため、脳の血流や神経機能への影響があるのではないかという観点から研究がされているのです。

例えば、PDE5阻害薬の使用開始とアルツハイマー病の発症リスクとの関連を調べた研究では、使用者のほうがアルツハイマー病の発症率が低い傾向にあったと報告されています。

また、別の大規模データ解析においても、PDE5阻害薬の使用者は認知症の発症率が低い可能性があることが示唆されました。一方で、すべての研究で同様の結果が得られているわけではありません。

米国国立衛生研究所(NIH)の研究などでは、バイアグラやシアリスなどのPDE5阻害薬の使用と認知症リスクの低下との関連は確認できなかったとする報告もあります。

また、実臨床データを用いた研究でも、PDE5阻害薬の使用と認知症リスクの低下に有意な関連は見られなかったとする結果が示されています。

このように、認知症リスクとの関係については研究結果が一致しておらず、現時点では明確な結論は出ていません。そのため、タダラフィルを認知症予防の目的で使用することは一般的な医療として確立されているわけではないことを理解しておくことが重要です。

参考:
https://www.neurology.org/doi/10.1212/WNL.0000000000209131
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-dream-study-finds-viagra-cialis-do-not-reduce-risk-alzheimer-s-related-dementias
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38952132

アンチエイジング目的でタダラフィルを使用する際の注意点

タダラフィルは、一部の研究で血管機能や加齢に伴う健康課題との関連性が示唆されているため、アンチエイジングの観点で関心を持つ方もいるでしょう。

ただし、アンチエイジング目的でタダラフィルを使用する場合はいくつかの注意点があります。 ここからは、アンチエイジング目的でタダラフィルの使用を考える際に知っておきたい注意点を紹介します。

処方には必ず医師の診察が必要

タダラフィルを入手するには、基本的に医療機関で医師の診察を受け、処方を受ける必要があります。

現在では、泌尿器科などの医療機関に加えて、「med.」のようなオンライン診療サービスを利用して処方を受ける方法もあります。
オンライン診療では、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けたうえで処方が行われるため、通院が難しい場合でも相談しやすい点が特徴です。

インターネット上には処方箋なしでタダラフィルを購入できることを謳う通販サイトも存在しますが、こうした方法で購入した医薬品には偽造品や品質が確認されていない製品が含まれる可能性がある点に注意が必要です。

安全性の観点からも、医師の診察を受けたうえで正規のルートから入手するようにしましょう。 なお、2025年9月にタダラフィルのOTC化が承認されたことにより、今後はドラッグストアでも購入できるようになる見込みです。

タダラフィルの入手方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
【関連記事】シアリス(タダラフィル)はどこで買える?海外通販のリスクや通院なしで買う方法を紹介

アンチエイジングについては意見が分かれる部分もある

タダラフィルは血管拡張作用を持つ薬であり、その作用から血管機能や心血管系への影響について研究が行われています。

そのため、一部では「アンチエイジング効果があるのではないか」といった見方が紹介されることもあります。 しかし、現時点ではタダラフィルがアンチエイジング目的の薬として医学的に確立されているわけではありません

これまでに紹介したように、血管機能や心血管リスク、認知症リスクとの関連についての研究は存在しますが、研究結果は必ずしも一致しておらず、評価が分かれている部分もあるのです。

また、研究の多くは特定の疾患やリスクを持つ人を対象にしたものであり、「若返り目的で服用すれば健康状態が改善する」といった結論を示しているわけではありません。

そのため、タダラフィルのアンチエイジング効果については、研究段階であることを理解することが重要です。アンチエイジング目的での使用を検討している場合は、その意図を医師に伝えたうえで相談し、自身の健康状態や服用中の薬との関係を確認しながら判断するようにしましょう。

副作用が出る場合もある

タダラフィルはED治療薬として広く使用されていますが、他の医薬品と同様に副作用が現れる可能性があります。

多くの場合は軽度で一時的な症状ですが、体質や体調によっては注意が必要なケースもあるので、事前に症状を押さえておきましょう。

【軽微な副作用】

  • 頭痛
  • 消化不良
  • ほてり・潮紅(顔の赤み)
  • 背部痛

これらは血管拡張作用によって起こると考えられており、時間の経過とともに軽快することが多いです。
一方で、注意が必要な副作用としては、以下が挙げられます。

【注意が必要な副作用】

  • 急激な視力低下
  • 視覚の異常

これらの重篤な症状が現れた場合は、自己判断で服用を続けず、速やかに医療機関へ相談することが重要です。 なお、副作用の現れ方には個人差があり、必ずしもすべての人に起こるわけではありません。

【関連記事】ED薬の副作用を比較して紹介|副作用を抑えるポイントや対処法も

既に疾患がある場合や薬を飲んでいる場合は併用禁忌に注意

タダラフィルを使用する際は、併用禁忌に注意が必要です。
特定の薬と併用すると、血圧が急激に低下するなどの健康リスクが生じる可能性があるからです。

特に注意が必要とされている併用禁忌薬は、以下のとおりです。

  • 硝酸剤・一酸化窒素供与剤:ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、亜硝酸アミルなど
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬:リオシグアトなど

これらの薬は心疾患や肺高血圧症などの治療に用いられることがありますが、タダラフィルと併用すると血管拡張作用が強まり、過剰に血圧が低下する可能性があります。

また、心血管疾患の既往がある方や、肝臓・腎臓の機能に問題がある方なども、タダラフィルの服用には注意が必要です。 タダラフィルの使用を検討する際は、現在の健康状態や服用中の薬について必ず医師に伝えましょう。

安全に使用するためにも、自己判断で服用するのではなく、医療機関での診察を受けたうえで処方を受けてください。

アンチエイジング目的でタダラフィルを購入するなら「med.」へご相談を

タダラフィルのアンチエイジング効果が気になるものの「忙しくてなかなか病院に行けない」「病気でもないのに病院に行くなんて」という方もいらっしゃるでしょう。

そんなときに利用したいのが、オンライン診療サービス「med.」です。

「med.」なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方にもおすすめです。

med.の特徴について詳しく解説します。

自宅で診察から処方薬の受け取りまで完結

med.の利用の流れは、以下のとおりです。

  1. 希望の薬をカートに追加
  2. オンライン診療を受ける(5分程度)
  3. 診察後に処方薬を購入すると、自宅に届く

このように自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。

なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)。

通院するよりもコストを抑えられる

med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

オンライン診療実績が豊富な医師が土日祝日も23時まで診療

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察し、最適な処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。

また、土日祝日も診察が受けられ、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.では以下のようにさまざまな用量のタダラフィルを取り扱っています。

どの種類が自分に合いそうかわからない場合も、まずは医師にご相談ください。

まとめ

タダラフィルは、ED治療薬として広く使用されているPDE5阻害薬であり、血管拡張作用によって血流を改善し、勃起をサポートする働きがあります。

こうした作用から、近年では血管機能や心血管リスク、認知機能などとの関係について研究が進められており、アンチエイジングの観点でも関心を集めています。実際、一部の研究では、血管内皮機能の改善や前立腺肥大症に伴う排尿症状の改善など、加齢に伴う変化と関連する可能性が示唆されています。

また、心血管疾患や認知症との関連についても研究が行われていますが、現時点では研究結果が一致しておらず、アンチエイジング薬として医学的に確立されているわけではありません

また、タダラフィルは医療用医薬品のため、購入には医師の診察が必要です。副作用が現れる可能性や、併用してはいけない薬もあるため、自己判断で使用は避け、必ず医療機関で相談することが大切です。

タダラフィルの服用を検討している方は、まず医師に相談し、自身の体調や目的に合った使用方法についてアドバイスを受けるようにしましょう。

医薬品について

治療等の費用

・タダラフィル10mgを服用するED治療薬です。1錠1,200円(税込)〜

副作用

・タダラフィルの主な副作用として、頭痛、消化不良、顔が赤くなる、目の充血などが報告されています。

お問い合わせ

med.カスタマーサポートまで。