ボコボコ毛穴の治療法|美容医療の選択肢と内服薬・外用薬での予防ケアを解説

美容・スキンケア
投稿:2026.10.06/更新:2026.10.06
ボコボコ毛穴の治療法|美容医療の選択肢と内服薬・外用薬での予防ケアを解説

「鏡を見るたびに、頬のボコボコとした毛穴が気になる」「クレーターのような凹凸は、もう元に戻らないの?」と悩んでいませんか。

ボコボコ毛穴と呼ばれるクレーター状の凹凸は、主にニキビの強い炎症によって皮膚組織が損傷し、ニキビ跡としてへこみが残ることで生じます。真皮にまでダメージが及んでいる場合、化粧水や美容液などのセルフケアだけで凹凸を改善するのは難しいとされています。

一方、ダーマペンやフラクショナルレーザーなどの美容医療によって、凹凸を目立ちにくくすることは期待できます。また、ニキビを適切に治療することで炎症や悪化を抑え、新たなクレーター状のニキビ跡ができるリスクを抑えることも大切です。

本記事では、ボコボコ毛穴ができる原因や代表的な美容医療の治療法、治療を受ける際に知っておきたいポイントを解説します。あわせて、新たなクレーターを作らないための内服薬・外用薬によるニキビ治療や日常的な予防ケアについても紹介します。

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)

患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。

■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

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この記事の執筆・薬学監修者

SBC湘南美容クリニック 薬剤師

下山田 佳乃子(しもやまだ かのこ)

調剤薬局での実務経験を活かし、美容・ヘルスケア領域を中心に医療・薬学コンテンツの執筆・監修を行っています。
厚生労働省等の公的資料や医薬品添付文書など、信頼性の高い一次情報に基づき、記事の内容が正確であるかを薬剤師の視点から確認しています。

■略歴
東京薬科大学 薬学部 卒業
2021年 薬剤師免許取得
調剤薬局にて2年6か月勤務(調剤・服薬指導・健康相談業務)
現在は美容・ヘルスケア領域を中心に、Webコンテンツの薬剤師監修・事実確認業務に従事

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ボコボコ毛穴ができる原因

ボコボコ毛穴とは、主にニキビ跡によって肌表面にクレーター状の凹凸が残った状態を指します。原因となるのは、ニキビの強い炎症による皮膚組織の損傷です。

主に、以下のような要因によってクレーター状のニキビ跡が生じやすくなります。

  • 炎症の強いニキビを繰り返している
  • ニキビの炎症が長期間続いている
  • ニキビを触ったり、無理につぶしたりしている
  • 適切な治療を受けずに炎症を放置している

ニキビの炎症が皮膚の深い部分である真皮にまで及ぶと、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンなどの組織が損傷することがあります。その後、炎症が治まっても組織が十分に修復されないと、皮膚がへこんだまま残り、クレーター状のニキビ跡となります。

また、炎症のあるニキビを繰り返し触ったり、無理につぶしたりすると、周囲の組織まで傷つけて炎症を悪化させ、瘢痕が残るリスクを高める可能性があります。

このように、ボコボコ毛穴の主な原因は、毛穴の詰まりそのものではなく、ニキビの炎症によって真皮の組織が損傷し、へこみが残ることです。クレーターの形成を防ぐためには、炎症性ニキビをできるだけ早い段階で適切に治療し、悪化させないことが重要です。

ボコボコ毛穴は治らないって本当?

「一度できたクレーターは、一生治らないの?」と不安に感じる方もいるでしょう。

結論からいうと、クレーター状になったボコボコ毛穴を、100%元の状態に戻すことは難しいとされています。これは、炎症によって失われたコラーゲンなどの組織を、セルフケアだけで完全に再生させるのが難しいためです。

一方で、皮膚科や美容クリニックで行われる治療によって、凹凸を目立ちにくくしたり、肌の健康状態を改善したりすることは期待できます。そのため、「治らないから仕方ない」とあきらめるのではなく、自分の症状に合った治療法を医師に相談しながら検討することが大切です。

なお、治療効果の感じ方には個人差があり、症状の程度によって適した治療法も異なります。まずは医療機関でカウンセリングを受け、現在の肌状態を確認してもらうところから始めましょう。

ボコボコ毛穴はセルフケアだけでの改善が難しい理由

ボコボコ毛穴の改善を目指すうえで、まず理解しておきたいのが「セルフケアだけでは十分な効果を得にくい」という点です。

クレーター状になった毛穴は、肌の表面だけでなく、皮膚の深い層である真皮にまでダメージが及んでいます。真皮には、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンといった線維が存在しており、ニキビの炎症によってこれらの組織が壊れると、その部分がへこんだ状態のまま残ってしまうのです。

その点、化粧水や美容液などのスキンケア製品は、主に肌の表面(表皮)に働きかけるものが中心で、真皮の深い部分まで直接届いて組織を再生させる力は限られています。そのため、どれだけ丁寧にスキンケアを続けても、クレーターそのものを消し去ることは難しいとされているのです。

ボコボコ毛穴の改善を本格的に目指す場合は、真皮層へアプローチできる医療的な治療を検討することが重要です。特に、皮膚科や美容クリニックでは、肌の再生を促したり、コラーゲンの生成を助けたりするさまざまな治療法が用意されています。

以下からは、代表的な治療法について詳しく見ていきましょう。

皮膚科で行われるボコボコ毛穴の主な治療法

ボコボコ毛穴の治療には、いくつかの選択肢があります。それぞれ作用の仕組みが異なるため、自分の症状や希望に合った治療法を医師と相談しながら選ぶことが大切です。ここでは、代表的な治療法を紹介します。

ダーマペン

ダーマペンは、肌に微細な針で刺激を与えることで、肌の自然な再生機能を促す治療です。針による刺激が皮膚の修復反応を引き起こし、コラーゲンの生成を促進することで、クレーターの凹凸がなだらかになる効果が期待されています。

システマティックレビューでは、ニキビ跡(瘢痕)に対するマイクロニードリング治療について、複数回の施術を重ねることで症状の改善が報告されています。

ただし、効果の現れ方には個人差があり、施術後には赤みやかさぶたなどのダウンタイムが生じることもあるため、事前に医師から十分な説明を受けておきましょう。

【関連記事】ダーマペンの効果とは?作用の仕組みや効果を実感するまでの期間を解説

参考:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35426044/

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、皮膚に微細な点状の熱損傷をつくり、その修復過程を利用してコラーゲンの再構築を促す治療です。レーザーが照射された部分だけがピンポイントで刺激を受けるため、周囲の組織へのダメージを抑えながら回復を促せる点が特徴とされています。

この治療では、クレーターの凹凸だけでなく、毛穴の開きやキメの乱れなどの改善も期待できるとされています。例えば、頬全体にクレーターが広がっている場合など、部分的な治療では対応しきれないケースで選択されることが多い治療法です。

なお、施術後には一時的に赤みが出ることがあり、回復までの期間には個人差があります。継続して施術を受けることで、段階的に改善を実感できるケースが多いとされています。

参考:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22766970/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19076205/

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、薬剤を使って古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促す治療です。角質が薄く整うことで、毛穴の詰まりが解消されやすくなり、肌表面のなめらかさが向上すると考えられています。

単独での使用に加え、レーザー治療と組み合わせることで、より高い満足度が得られたとする研究結果も報告されています。そのため、クリニックによっては、フラクショナルレーザーなど他の治療とケミカルピーリングを併用するプランが提案されることもあります。

ただし、肌への刺激が強く出る場合もあるため、敏感肌の方や既往症がある方は、事前に医師へ相談したうえで施術を受けることが大切です。

参考:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38314354/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35791845/

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、電気パルスの働きを利用して、有効成分を肌の奥まで届けやすくする施術です。通常のスキンケアでは浸透しにくい成分も、電気の力で角質層のバリアを一時的にゆるめることで、目的の層まで届けやすくなるとされています。

この仕組みを活かし、コラーゲンの生成をサポートする成分や、肌の修復を促す成分と組み合わせて、毛穴やクレーターのケアに用いられることがあります。単独の治療というよりも、他の施術と組み合わせる補助的な位置づけで使われるケースが多い点も特徴です。

参考:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32192364/

PRP・培養上清液などの再生医療系治療

PRP(多血小板血漿)や培養上清液を肌に注入する治療は、成長因子の働きを利用してコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し、傷んだ組織の修復をサポートすることが期待されている治療法です。

PRPは、患者自身の血液から取り出した血小板を濃縮して使用するもので、自分自身の成分を利用するため、拒否反応のリスクが低いとされています。一方、培養上清液は、幹細胞を培養する過程で得られる液体成分を活用したもので、成長因子やサイトカインが豊富に含まれているとされています。

これらの治療は、比較的新しい選択肢であり、効果や安全性についても研究が進められている段階です。導入しているクリニックが限られる場合もあるため、興味がある方は事前に取り扱いの有無を確認しておきましょう。

参考:
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12515001/

ボコボコ毛穴の治療法を選ぶ際に知っておきたいこと

治療法を選ぶ前に、あらかじめ知っておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、治療を検討するうえで押さえておきたい3つの視点を紹介します。

症状によって適した治療は異なる

ボコボコ毛穴とひと口にいっても、毛穴の深さや形状、範囲は人によって異なります。

浅いクレーターにはケミカルピーリングが適している一方、深いクレーターにはダーマペンやフラクショナルレーザーのほうが向いているなど、症状のタイプによって選ぶべき治療は変わってきます。

また、複数の治療法を組み合わせることで、単独の治療よりも高い満足度が得られる可能性もあります。

そのため、「どの治療が自分に合うかわからない」という場合は、自己判断で決めるのではなく、医師の診察を受けたうえで、症状に応じた治療プランを提案してもらいましょう。

保険適用外(自由診療)であることが多い

ボコボコ毛穴の治療の多くは、美容目的の施術に分類されるため、公的医療保険が適用されない自由診療となるケースがほとんどです。そのため、費用は全額自己負担となり、治療内容や回数によって総額が大きく変わってきます。

1回あたりの施術費用が明確でも、複数回の通院が前提となる治療の場合、トータルでの費用感を事前に把握しておかないと、想定より負担が大きくなってしまうこともあります。

カウンセリングの段階で、想定される回数や総額の目安についてしっかり確認しておきましょう。

効果を感じるまでには継続が必要

ボコボコ毛穴の治療は、1回の施術だけで完了するものは多くありません。肌の再生には一定の時間がかかるため、効果を実感できるまでに数か月単位での通院や、複数回の施術が必要になるケースが一般的です。

「1回受けたのに変化が感じられない」と自己判断で治療をやめてしまうと、十分な効果を得られないまま終わってしまう可能性もあります。

治療の目安となる回数や期間については、あらかじめ医師に確認し、見通しを持って治療に取り組むことが大切です。

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新たなボコボコ毛穴を作らないための予防ケア

すでにあるクレーターの治療と並行して、新たなボコボコ毛穴を作らないための予防にも取り組むことが大切です。ここでは、日常生活で意識したいポイントを紹介します。

ニキビの炎症を早期に抑える

日本皮膚科学会のガイドラインでは、ニキビによる瘢痕(クレーター)を防ぐために、炎症を早期に抑えることの重要性が示されています。炎症が真皮まで及ぶ前に適切な治療を行うことで、クレーターが形成されるリスクを抑えることが可能です。

ニキビの炎症を早期に抑えるには、炎症を鎮めることを目的とした外用薬・内服薬による治療が行われ、その後は再発を防ぐための維持療法へと移行するのが一般的な流れです。

具体的には、以下のような内服薬・外用薬が用いられることがあります。

【外用薬】

種類 ボコボコ毛穴の予防における役割 副作用・注意点
アダパレンゲル ・毛穴の角化異常を改善し、毛穴が詰まりにくい状態に整える
・面皰(白ニキビ・黒ニキビ)の形成を抑え、新たなニキビを予防する ・ニキビの発生や悪化を抑えることで、炎症後に凹凸が残るリスクを抑えることにつながる
・副作用:乾燥、皮剥け、赤み、ヒリヒリ感
・妊婦、妊娠している可能性のある人や12歳未満の小児は使用不可
ベピオゲル/ベピオローション ・有効成分の過酸化ベンゾイルが毛穴の詰まりを改善する
・アクネ菌などに対する抗菌作用を持つ
・面皰や炎症性ニキビを改善し、新たなニキビをできにくくすることで、ニキビ跡による凹凸の予防につながる
・副作用:鱗屑、刺激感、紅斑、乾燥、接触皮膚炎 など
※使用開始から2週間以内は副作用が出やすい ・べピオゲルの成分に対し過敏症を起こしたことがある人は使用不可
エピデュオゲル(アダパレン+過酸化ベンゾイル) ・アダパレンと過酸化ベンゾイルの2成分を配合 ・毛穴の詰まりを改善するとともに、アクネ菌などの増殖を抑える
・ニキビの発生・悪化を抑えることで、炎症後に凹凸が残るリスクを抑えることにつながる
副作用:皮膚刺激、皮膚疼痛、アレルギー性皮膚炎
デュアック配合ゲル ・過酸化ベンゾイルと抗菌薬のクリンダマイシンを配合
・毛穴の詰まりを改善するとともに、アクネ菌などの増殖を抑える
・主に炎症性ニキビを治療し、炎症の悪化によってニキビ跡が残るリスクを抑えることにつながる
副作用:乾燥、皮膚炎(接触皮膚炎、湿疹を含む)、皮膚剥脱、紅斑、適用部位反応(疼痛、皮膚刺激、発赤、変色を含む)、かゆみ など
ゼビアックスローション ・抗菌作用によってアクネ菌などの増殖を抑える ・主に赤ニキビや膿を伴うニキビなどの炎症性皮疹に用いられる
・炎症性ニキビを適切に治療することで、炎症後にニキビ跡が残るリスクを抑えることにつながる
副作用:かゆみ、乾燥、刺激感 など
ナジフロキサシンクリーム(アクアチムクリーム) ・アクネ菌などに対する抗菌作用を持つ
・主に炎症性ニキビの治療に用いられる
・ニキビの炎症を適切に治療することで、炎症後に凹凸が残るリスクを抑えることにつながる
副作用:かゆみ、刺激感、発赤、潮紅、丘疹、顔面の熱感、接触皮膚炎、皮膚乾燥、ほてり感

とくに、アダパレンや過酸化ベンゾイルは毛穴の詰まりやニキビの形成を抑えるため、ニキビを繰り返すことで生じるボコボコとした凹凸の予防につながる可能性があります。

一方、ゼビアックスローションやナジフロキサシンクリームなどの抗菌薬は、すでに炎症を起こしているニキビの治療に用いられる薬です。耐性菌の問題もあるため、自己判断で予防目的に長期間使用するものではありません。

【内服薬】

種類 ボコボコ毛穴の予防における役割 副作用・注意点
ビブラマイシン(ドキシサイクリン) ・テトラサイクリン系の抗菌薬で、主に炎症性ニキビの治療に用いられる ・抗菌作用に加えて抗炎症作用を持つ
・炎症性ニキビを適切に治療することで、炎症後に凹凸のあるニキビ跡が残るリスクを抑えることにつながる
副作用:かゆみ、刺激感、発赤、潮紅、丘疹、顔面の熱感、接触皮膚炎、皮膚乾燥、食欲不振、嘔吐、腹痛、下痢、発疹 など
ミノマイシン(ミノサイクリン) ・テトラサイクリン系の抗菌薬で、炎症性ニキビの治療に用いられる
・アクネ菌などの増殖や炎症を抑える
・ニキビの炎症や悪化を抑えることで、クレーター状のニキビ跡の予防につながる
・副作用:めまい感、吐き気、食欲不振、腹痛、嘔吐 など
・大量投与により肝障害(黄疸、脂肪肝等)があらわれることがある
シナール ・ビタミンCとパントテン酸を配合した内服薬 ・ビタミンCは皮膚の健康維持やコラーゲン生成などに関与する
・ニキビ跡などに伴う色素沈着に対して補助的に用いられることがある
・消化器症状など副作用が中心
・効果は補助的
ハイチオール(L-システイン) ・L-システインを有効成分とする内服薬
・皮膚の代謝などに関与し、色素沈着などに対して用いられることがある
・ニキビ治療では肌の状態を整える目的で補助的に用いられる場合がある
・消化器症状など副作用が中心
・効果は補助的
イソトレチノイン(アクネトレント) ・皮脂分泌を抑え、毛穴の詰まりやニキビの形成を抑制する作用がある ・重症・難治性のニキビなどに用いられることがある
・重症ニキビを改善することで、将来的な瘢痕形成のリスクを抑えることにつながる
副作用:皮膚や粘膜の乾燥、夜盲、頭痛、発疹、痒み、落屑、眼瞼炎、結膜炎、筋肉痛、関節痛、横紋筋融解、肝機能低下、脱毛、めまい、吐き気、うつ、精神病などの重大な精神疾患
・胎児の催奇形性が起こる可能性があるため、妊娠中または妊娠の可能性がある人は使用不可
・日本ではニキビを適応とした承認薬ではなく、医師の判断のもと自由診療で使用されることがある

なかでも、ビブラマイシンやミノマイシンは炎症性ニキビ、イソトレチノインは重症・難治性ニキビの治療に用いられ、ニキビの悪化を抑えることで結果的にクレーター状のニキビ跡の予防につながる可能性があります。

なお、外用薬や内服薬は、すでに形成されたクレーター状のニキビ跡を元の状態に戻す目的で使用するものではありません。 あくまで肌の健康維持や色素沈着などに対して補助的に用いられる薬として区別して紹介するとよいでしょう。

また、これらの薬にはそれぞれ特徴や注意点があるため、自己判断で市販薬を選ぶのではなく、医師の診察を受けたうえで、症状に合った薬を処方してもらうことが大切です。

【関連記事】
皮膚科で処方されるニキビ薬一覧!効果・使い方・注意点をわかりやすく紹介

ニキビを潰さない・触らない

気になるニキビを自分で潰してしまうと、皮膚の深い層まで傷つけ、クレーターの原因になりやすいとされています。

ニキビの中に溜まった膿や皮脂を無理に押し出そうとすると、炎症がまわりの組織にまで広がり、修復しきれないダメージとして残ってしまうことがあるためです。

また、無意識のうちに頬や顎を触る癖がある方も注意が必要です。手には多くの雑菌が付着しており、触れることで炎症が悪化したり、新たなニキビができたりするきっかけになりかねません。

気になっても自己処置は避け、炎症が強い場合は早めに医療機関を受診しましょう。

日々の保湿・紫外線対策を丁寧に行う

毛穴まわりの肌のハリを保ち、炎症を防ぐための土台として、保湿と紫外線対策を日々丁寧に行うことも欠かせません。

肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるため、炎症や肌荒れにつながりやすくなります。洗顔後は保湿剤でしっかりと水分・油分を補い、肌のコンディションを整えておきましょう。

また、紫外線は肌のコラーゲンを分解し、たるみやハリの低下を招く要因の一つです。日焼け止めを日常的に使用し、紫外線ダメージを蓄積させないようにすることが、新たなクレーターを作らないための基本的な予防につながります。

日常的な肌ケアとしてビタミン製剤などを取り入れる方法も

美容医療やニキビ治療に加えて、日々の肌コンディションを整える目的で、ビタミン製剤などの内服薬が用いられることもあります。例えば、以下のような選択肢が挙げられます。

これらの成分には、抗酸化作用やターンオーバーのサポートなど、肌環境を整える働きが報告されています。

ただし、これらはすでにあるクレーターの凹凸そのものを治すものではなく、あくまで肌環境を整えるための予防的なケアの一つである点に注意しましょう。

ボコボコ毛穴の予防ケアを始めるならmed.へご相談を

ボコボコ毛穴の予防ケアに関心があっても、「クリニックに通う時間がなかなか取れない」「薬をもらうためだけに病院へ行くのは大変」と感じる方もいるでしょう。

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※医師の判断によりお薬が処方できない場合があります。

通院するよりもコストを抑えられる

med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

オンライン診療実績が豊富な医師が土日祝日も23時まで診療

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察し、あなたにあった処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。

また、土日祝日も診察が受けられ、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.では、以下のようなニキビ予防・治療薬を取り揃えております。

【外用薬】

【内服薬】

どの種類が自分に合いそうかわからない場合も、医師にご相談ください。

ボコボコ毛穴・クレーター肌に関するよくある質問

ボコボコ毛穴について調べていると、「自然に治るの?」「薬だけで治せる?」など、さまざまな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくある質問とその回答を紹介します。

ボコボコ毛穴は自然に治りますか?

クレーター状になったボコボコ毛穴が、自然に元の状態へ戻ることは少ないとされています。炎症によって失われた真皮の組織は自然回復しにくいため、症状に応じた医療的な治療を受けることで、凹凸を目立ちにくい状態へ近づけていくのが現実的な目標となります。

内服薬・外用薬だけで治せますか?

内服薬や外用薬は、あくまで新たなクレーターを作らないための予防的なケアという位置づけです。すでにできてしまった凹凸そのものを治すものではないため、気になる凹凸がある場合は、ダーマペンやレーザーなど、美容医療での施術を検討する必要があります。

治療の効果はどれくらいで実感できますか?

治療効果を実感できる時期には個人差があり、一概にはいえません。多くの治療法では、1回の施術で完了するのではなく、複数回の施術やケアを継続することで、少しずつ改善を実感できるケースが多いとされています。医師と相談しながら、無理のないペースで治療を続けましょう。

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まとめ

ボコボコ毛穴(クレーター状のニキビ跡)は、皮脂の過剰分泌や毛穴の拡張、そしてニキビの炎症によるコラーゲン組織の破壊など、複数の要因が重なって生じると考えられています。真皮まで及んだダメージは、セルフケアだけで完全に元へ戻すことは難しく、ダーマペンやフラクショナルレーザー、ケミカルピーリングといった医療的な治療によって、凹凸を目立ちにくくすることが期待されています。

治療法は症状のタイプによって適したものが異なり、多くは自由診療であること、効果を感じるまでに継続が必要であることも押さえておきたいポイントです。あわせて、ニキビの炎症を早期に抑えたり、保湿・紫外線対策を丁寧に行ったりすることで、新たなクレーターを作らない予防にも取り組んでいきましょう。

「自分の症状にどの治療が合うかわからない」「まずは予防ケアから始めたい」という方は、一人で判断せず、医師に相談しながら自分に合った方法を見つけてください。

参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00057121
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00052946
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00048178
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00053001
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00069485
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00054327
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067451
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067093
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070680
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00065434
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00069219
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00052880
https://www.kegg.jp/entry/dr_ja:D00348
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC12848551

医薬品について

治療等の内容
・アダパレンを使用する尋常性ざ瘡治療です。1本980円(税込)〜3本2,940円(税込)

・過酸化ベンゾイルを使用する尋常性ざ瘡治療です。1本1,980円(税込)

・アダパレン、過酸化ベンゾイルを使用する尋常性ざ瘡治療です。1本4,500円(税込)〜3本13,500円(税込)

・クリンダマイシンリン酸エステル水和物、過酸化ベンゾイルを使用する尋常性ざ瘡治療です。1本4,500円(税込)

・オゼノキサシンを使用する表在性皮膚感染症、ざ瘡治療です。1本1,680円(税込)

・ナジフロキサシンを使用する、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、ざ瘡治療薬です。1本3,140円(税込)

・ドキシサイクリン塩酸塩水和物を服用する表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症治療です。14錠1,540円(税込)

・ミノサイクリン塩酸塩を服用する表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症治療です。14錠1,540円(税込)

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。 定期3か月7,860円(税込)

・L-システインを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。定期3か月¥5,940(税込)

・イソトレチノインを使用する肌治療です。10錠6,000円〜30錠18,000円

・グルタチオンを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。 定期3か月¥7,860円(税込)

・トコフェロール酪酸エステルを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。定期3か月¥5,220円(税込)

※効果が実感できるまでには継続的な服用が必要であり、その期間にも個人差がございます。

 

副作用

・アダパレンゲルの主な副作用として、乾燥、皮剥け、赤み、ヒリヒリ感などが報告されています。

・ベピオゲル、ベピオローションの主な副作用として、鱗屑(皮膚が剥がれ落ちる) ・使用部位の刺激感 ・使用部位の紅斑 ・使用部位の乾燥などが報告されています。

・エピデュオゲルの主な副作用として、皮膚刺激、皮膚疼痛、アレルギー性皮膚炎などが報告されています。

・デュアック配合ゲルの主な副作用として、乾燥、皮膚炎(接触皮膚炎、湿疹を含む)、皮膚剥脱、紅斑、適用部位反応(疼痛、皮膚刺激、発赤、変色を含む)、かゆみなどが報告されています。

・ゼビアックスローションの主な副作用として、かゆみや皮膚の乾燥・使用部位の刺激感などが報告されています。

・ナジフロキサシンの主な副作用として、かゆみ、刺激感、発赤、潮紅、丘疹、顔面の熱感、接触皮膚炎、皮膚乾燥、ほてり感などが報告されています。

・ビブラマイシンの副作用として、吐き気、下痢、発疹、かゆみ、刺激感、発赤などの報告があります。

・ミノマイシンの副作用として、めまい感、吐き気、食欲不振、腹痛、嘔吐などの報告があります。

・シナールの副作用として、胃腸の不快感や悪心、嘔吐、下痢などの報告があります。

・ハイチオールの副作用として、吐き気、下痢、腹痛などの報告があります。

・アクネトレントの副作用として、夜盲、頭痛、発疹、軽度の痒み、落屑(皮膚の表層がはげ落ちること)、眼瞼炎、結膜炎、筋肉痛、関節痛、横紋筋融解(運動中や運動後に生じやすい)、肝機能低下、脱毛、めまい、吐き気、うつ、精神病(幻覚、幻聴)などの重大な精神症状などが報告されています。

・タチオンの主な副作用として、食欲不振、悪心、嘔吐、発疹などの報告があります。

・ユベラの副作用として、過敏症(発疹)・便秘・胃不快感などの報告があります。

 

成分の承認について

・トコフェロール酢酸エステルの肌治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムの肌治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。

・L-システインの肌治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。

・アクネトレントは、国内未承認医薬品です。

 

入手経路

・ユベラ、タチオン、シナール、ハイチオールは、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。

・アクネトレントは厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニックの医師の判断の下、輸入をしたものになります。 当院で輸入している医薬品は、Recordati社等で製造されたものです。個人輸入された医薬品等のリスクはこちらをご確認ください。https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/

 

国内の承認医薬品等の有無

・トコフェロール酢酸エステルが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着の治療目的で厚生労働省に承認されています 。

・L-システインは、一般用医薬品の内服薬として、しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で承認されています。

・イソトレチノインと同等成分の製品が、ニキビ治療薬として承認されている内服薬はありません。

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で国内承認されています。

 

諸外国における安全性等に係る情報

・トコフェロール酢酸エステルは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。

・L-システインは、諸外国では処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。

・同成分であるアクネトレント(内服)のイソトレチノインが処方箋医薬品としてアメリカ食品医薬品局(FDA)で重症の嚢胞性座瘡症治療目的として承認されています。承認年月日:1982/05/07

安全性等に関わる情報としては、副作用として乾燥(口唇、粘膜)、ドライアイ、ドライスキン、夜盲といった副作用症状が記載されています。

 

救済制度について

・ユベラ、タチオン、シナール、ハイチオール、アクネトレントは万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

 

お問い合わせ先

お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。