SBC湘南美容クリニック 医師
渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)
患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。
■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

近年、医療ダイエットや糖尿病治療の分野で「痩せホルモン」として注目を集めているのが、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)です。
メディアやSNSでその名称を目にする機会が増えましたが、GLP-1は決して外部から取り入れる特殊な物質ではなく、私たちの体の中に元から備わっている生理的なホルモンの一種です。
このホルモンは、脳や胃、膵臓といった複数の器官に働きかけ、食欲や血糖値を調整することで減量をサポートする仕組みを持っています。
この記事では、GLP-1がどのように体に作用し、なぜ体重減少に結びつくのか、その具体的なメカニズムについて詳しく解説していきます。
SBC湘南美容クリニック 医師
渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)
患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。
■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

まず、GLP-1とはどのようなホルモンなのかについて、詳しく見ていきましょう。
GLP-1は、食事を摂取した際に消化管(主に下部小腸から大腸)に存在する「L細胞」から血液中に分泌される「インクレチン」と呼ばれるホルモンの一種です。このインクレチンには、食事の刺激に応じて膵臓からインスリンを出すよう促す重要な役割があります。
この生理的な仕組みが肥満治療において有効であることが、近年の研究で示されています。
なお、「痩せホルモン」という名称は、食欲抑制や糖代謝に関与する特徴を捉えた通称であり、医学的な正式名称ではありません。
もともとGLP-1をベースにした薬剤は、2型糖尿病の治療薬として開発され、承認されてきました。投与された患者において体重減少の傾向が見られたことから、肥満症そのものに対する治療薬としての研究が進みました。
現在では、セマグルチドやチルゼパチドといった特定の薬剤が、海外および日本で肥満症治療薬として承認されているケースもあります。日本国内での保険適用や使用条件は薬剤ごとに異なるため、個別の確認が必要です。
私たちの体内で生成される天然のGLP-1には、性質上の課題があります。それは、体内にある「DPP-4」という酵素によって、分泌からわずか数分という極めて短時間で分解されてしまう点です。
そのため、天然のホルモンのままでは十分な治療効果を維持することが困難です。
現在治療に用いられている「GLP-1受容体作動薬」は、この酵素に分解されにくい構造に設計されています。そのため、一度の投与で長時間にわたって安定した作用を持続させることが可能です。
参考:
https://bifidus-fund.jp/keyword/kw021.shtml
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/article/556e7e5c83815011bdcf82d9.html
https://dmic.jihs.go.jp/content/100_030_03.pdf

GLP-1によって体重管理が行いやすくなるのは、主に「脳」「胃」「膵臓」という3つの器官に対して、それぞれ異なる仕組みで働きかけるためです。作用機序について詳しく解説します。
GLP-1は脳の視床下部にある満腹中枢に働きかけて摂食を抑える信号を送ることで、空腹感を穏やかにします。
これにより、「食べたい」という欲求がコントロールされ、摂取カロリーの抑制が期待できます。
GLP-1は胃の内容物の排出を遅らせる作用があり、食物が胃から送り出される速度を調整します。食物の排出が緩やかになることで、食後の満足感が持続しやすくなり、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
また、胃からの排出がゆっくりになることは、食後の急激な血糖値上昇を抑える主な機序の一つでもあります。
ただし、胃排出の遅延や中枢への作用により、使い始めの時期には吐き気や胃もたれといった消化器症状を生じることがあります。こうした症状がつらい場合は、医師に相談してください。
まれに、急性膵炎・血管浮腫・胆嚢炎・胆管炎・腸閉塞などの症状が出る場合があります。異変を感じた場合も、速やかに医師に相談しましょう。
GLP-1の副作用については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
GLP-1受容体作動薬の副作用|症状やタイミング・対処法について解説
GLP-1は血糖値が高いときにのみインスリンの分泌を促進し、同時にグルカゴンの分泌を抑えることで、肝臓からの糖放出を抑制しやすくします。この「血糖依存的」に作用するという特徴により、単独の使用では低血糖を起こしにくいという安全性も備えています。
この血糖調節機能は、食後の急激な血糖値上昇(食後高血糖)や、それに伴う過剰なインスリン反応の抑制に寄与し、体重管理を行いやすい代謝環境の形成を助けます。
ただし、インスリン製剤や一部の糖尿病薬と併用する場合は低血糖に注意が必要です。
参考:
https://dmic.jihs.go.jp/content/100_030_03.pdf
https://www.club-dm.jp/know/treatment/GLP-1.html
https://www.msdconnect.jp/products/rybelsus/info/action-mechanism/

GLP-1を用いたアプローチの大きな特徴は、体重管理の一助として、食事量や血糖の変動をコントロールしやすい状態をつくる点にあります。脳が満足感を得やすくなることで過度な空腹感が生じにくくなり、生活習慣の見直しを併用すれば、より円滑な体重管理が期待できるでしょう。
また、血糖値が安定化してインスリンの働きが過剰になりにくくなると、余分な糖が脂肪として蓄積されやすい状態がある程度抑えられると考えられています。
体重の変化には個人差があり、経過は薬の使用状況や生活習慣によってさまざまですが、GLP-1はあくまで環境づくりを支援する選択肢の一つとして捉えることが大切です。
そのため、GLP-1で体重管理を行う際には、併せて食事や運動といった日常的な習慣をいかに整えていくかが、長期的な体重管理における重要なポイントです。
参考:
https://www.club-dm.jp/know/treatment/GLP-1.html
https://www.msdconnect.jp/products/rybelsus/info/action-mechanism/

近年は、GLP-1に加えて「GIP」の作用を併せ持った「チルゼパチド(マンジャロ)」が登場しました。他のGLP-1受容体作動薬と何が違うのかについても理解しておきましょう。
チルゼパチドは、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に働きかける「デュアルアゴニスト(二重作動薬)」と呼ばれるタイプの薬剤です。これは、1つの薬剤で2つの異なるホルモン受容体を同時に刺激できるという特徴を持っています。
日本では2型糖尿病治療薬として「マンジャロ」、肥満症治療薬として「ゼップバウンド」が承認されており、適応や使用条件は製剤によって異なります。
この薬剤は、GLP-1による食欲抑制作用に加え、GIPが持つ脂質代謝の改善やインスリン感受性の向上に寄与する機能が組み合わさっています。この2つの受容体に多角的にアプローチすることで、GLP-1単独の作動薬よりも高い体重減少効果が臨床試験等で示されています。
マンジャロの効果については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
マンジャロの効果はいつから?減量できる仕組みやポイントも解説
参考:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070640

GLP-1を安全に使用するための注意点を解説します。
GLP-1受容体作動薬は、個人の体質、既往歴、現在の健康状態に合わせて適切な種類や用量を判断してもらうことが大切です。不適切な使用は健康を損なう恐れがあるため、必ず医師の診察を受け、指導を守って使用しましょう。
特定の疾患がある方は、GLP-1の作用機序が症状に影響を与える可能性があるため注意が必要です。例えば、膵炎の既往がある方は、膵臓への働きかけを考慮し、慎重な判断が求められます。
また、1型糖尿病の方は、インスリン分泌を促すという仕組み上、インスリン欠乏状態の治療には適しません。さらに、重度の胃腸障害がある方は、胃の排出を遅らせる作用が既存の症状に影響を与える懸念があるため、医師への事前申告が必要です。
参考:
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/article/556e7e5c83815011bdcf82d9.html
https://www.msdconnect.jp/products/rybelsus/info/action-mechanism/
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070640

GLP-1で体重管理を行いたいものの、「クリニックに行く暇がない」「通院がネック」という方もいらっしゃるのでしょう。
そんなときは、オンライン診療サービス「med.」がおすすめです。
med.なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方でも気軽にご利用いただけます。
ここからは、med.の特徴について詳しく見ていきましょう。
med.の利用の流れは、以下の通りです。
このように診察から薬の購入までを自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。
なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)。
med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察を行ったうえで、最適な処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。
さらに、土日祝日はもちろん、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.では以下のようなGLP-1受容体作動薬を取り揃えております。
どのGLP-1受容体作動薬が適しているかわからない、GLP-1受容体作動薬を使った体重管理が適しているかわからないといったようにお悩みの場合も、医師にご相談ください。
GLP-1は、体が本来持っている生理的な仕組みを介して、食欲や糖代謝を調整するものです。脳、胃、膵臓への多面的な作用機序により、適切な食事管理と体重管理をサポートします。
最新の薬剤の登場により選択肢は広がっていますが、医療用医薬品である以上、医師の指導のもとで正しく使用することが最も重要です。
また、長期的な体重管理のためにも、GLP-1の使用と併せて生活習慣の改善に取り組むことが大切です。
・チルゼパチドを使用するダイエット治療です。
・セマグルチドを使用するダイエット治療です。
治療等の期間及び費用
・マンジャロはまずは3か月以上の使用をお試し下さい。(2.5mg 4本 21,720円〜)
・オゼンピックはまず6か月以上の使用をお試し下さい。(3本 71,250円)
・リベルサスはまず6か月以上の服用をお試し下さい。(3か月 28,050円〜)
副作用
・マンジャロの副作用として、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退、急性膵炎、血管浮腫、低血糖、腸閉塞、胆嚢炎・胆管炎などが報告されています。
・オゼンピックの副作用として、頭痛、便秘・下痢、吐き気・嘔吐、胃のむかつき・腹痛、低血糖、急性膵炎、低血糖、腸閉塞、胆嚢炎・胆管炎などが報告されています。
・リベルサスの副作用として、吐き気、嘔吐、下痢、胸やけなどの胃腸障害、めまい、味覚異常、消化不良、急性膵炎、低血糖、腸閉塞、胆嚢炎・胆管炎などが報告されています。
成分の承認について
・チルゼパチド、セマグルチドのダイエット治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。本治療は自由診療です。
入手経路
・マンジャロ、オゼンピック、リベルサスは当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。
国内の承認医薬品等の有無
・チルゼパチドが、医療用医薬品の注射薬として糖尿病治療目的で厚生労働省に承認されています。ダイエット治療を目的として承認されている同成分の注射薬はありません。
・セマグルチドが、医療用医薬品として肥満治療目的で厚生労働省に承認されています。ダイエット治療を目的として承認されている同成分の注射薬はありません。
・セマグルチドが、医療用医薬品として2 型糖尿病治療目的で厚生労働省に承認されています。 ダイエット治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
・同成分であるチルゼパチドが、処方箋医薬品の注射薬としてアメリカ食品医薬品局(FDA)で糖尿病治療目的として承認されています。 承認年月日:2022/5/13
安全性等に関わる情報としては、副作用として低血糖、吐き気、下痢といった症状が報告されています。
・セマグルチド皮下注射が処方箋医薬品としてアメリカ食品医薬品局(FDA)で糖尿病治療目的として承認されています。 承認年月日:2017/12/05
安全性等に関わる情報としては、副作用として消化器症状・低血糖といった症状が報告されています。
・セマグルチドの内服薬が処方箋医薬品としてアメリカ食品医薬品局(FDA)で糖尿病治療目的として承認されています。承認年月日:2019/09/20
安全性等に関わる情報としては、副作用として消化器症状・低血糖といった症状が報告されています。
救済制度について
・マンジャロ、オゼンピック、リベルサスは、万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
お問い合わせ先
お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。