SBC湘南美容クリニック 医師
渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)
患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。
■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

「眼瞼下垂の治療は、手術以外に選択肢はないの?」「アップニークという点眼薬があるって聞いたけど、どんな薬?」と気になっていませんか。
アップニークは、2026年5月に参天製薬から発売された、後天性眼瞼下垂に対する国内初の点眼治療薬です。これまで、加齢などによる眼瞼下垂の治療は手術がほぼ唯一の選択肢とされてきましたが、アップニークの登場によって、まぶたを持ち上げる筋肉に作用する点眼薬でまぶたの開きをサポートできるようになりました。
ただし、誰にでも同じように効果が得られるわけではなく、症状の程度によっては十分な効果を感じにくい場合や、副作用・使用に注意が必要なケースもあります。
そこで本記事では、アップニークの効果や使い方、副作用、費用まで詳しく解説します。
SBC湘南美容クリニック 医師
渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)
患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。
■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任
SBC湘南美容クリニック 薬剤師
下山田 佳乃子(しもやまだ かのこ)
調剤薬局での実務経験を活かし、美容・ヘルスケア領域を中心に医療・薬学コンテンツの執筆・監修を行っています。
厚生労働省等の公的資料や医薬品添付文書など、信頼性の高い一次情報に基づき、記事の内容が正確であるかを薬剤師の視点から確認しています。
■略歴
東京薬科大学 薬学部 卒業
2021年 薬剤師免許取得
調剤薬局にて3年間勤務(調剤・服薬指導・健康相談業務)
現在は美容・ヘルスケア領域を中心に、Webコンテンツの薬剤師監修・事実確認業務に従事

出典:参天製薬株式会社
アップニーク(アップニークミニ点眼液0.1%)は、2026年5月15日に参天製薬から発売された、後天性眼瞼下垂に対する国内初の点眼治療薬です。
これまで、加齢などによる後天性眼瞼下垂の治療は手術が基本とされてきましたが、アップニークの登場により、点眼で症状にアプローチできる選択肢が加わりました。
有効成分はオキシメタゾリン塩酸塩で、まぶたを持ち上げる筋肉の一つである「ミュラー筋」に作用し、点眼によって上まぶたの開きをサポートすると考えられています。
眼瞼下垂の治療は、これまで手術によって緩んだ腱膜を修復する方法が中心でした。手術は根本的な改善が期待できる一方、体への負担やダウンタイムが避けられません。
アップニークは、手術をせずに点眼だけでまぶたの開きをサポートできる点が特徴です。ただし、効果は一時的で、点眼をやめれば元の状態に戻るとされています。
そのため、「根本的に治したいか」「手術をせず手軽に試したいか」など、目的や症状の程度に応じて治療法を選ぶことが大切です。

アップニークについて理解を深めるためにも、まずは眼瞼下垂がどのような状態か、原因と症状を整理しておきましょう。
眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉やその腱膜の働きが低下することで起こります。
加齢に伴う眼瞼挙筋腱膜の変化や、腱膜の付着部が緩んだりずれたりすることが主な原因とされていますが、コンタクトレンズの長期使用など、まぶたへの慢性的な刺激が引き金になることもあります。
このように、加齢だけでなく生活習慣が関わって起こる後天性眼瞼下垂は、多くの人にみられる状態です。
原因を正しく理解しておくことは、自分に合った治療法を選ぶうえでも役立つでしょう。
眼瞼下垂になると、上まぶたが十分に上がらず、視界の上側が遮られたり、まぶたの重さを感じたりすることがあります。
まぶたを開けようと無意識に額の筋肉を使い続けることで、頭痛や肩こりなどの随伴症状が現れるケースも少なくありません。
なお、眼瞼下垂の程度は、瞳孔中心から上まぶたの縁までの距離である「MRD1」などを測定して評価します。額の筋肉の使い方なども影響するため、正確な程度を知りたい場合は眼科で診察を受けましょう。
眼瞼下垂の症状についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
【関連記事】
眼瞼下垂の症状とは?視野への影響や頭痛・肩こりなどの随伴症状まで解説

ここでは、アップニークの作用の仕組みと、点眼によって期待できる変化を見ていきましょう。
アップニークの有効成分であるオキシメタゾリン塩酸塩は、上まぶたを持ち上げる筋肉の一つ「ミュラー筋」にある、αアドレナリン受容体という部位に作用する成分です。
この受容体に作用してミュラー筋を収縮させることで、まぶたの開きをサポートすると考えられています。
手術で腱膜そのものを修復するアプローチとは異なり、点眼によって筋肉の働きを一時的に高める仕組みである点が特徴です。
海外の臨床試験では、アップニークの点眼後5~15分から効果が確認されています。国内第III相試験では、点眼2時間後にまぶたの開きの改善が評価されました。
また、探索的解析では、点眼後8時間以上にわたるMRD1の改善が認められています。 ただし、効果の感じ方には個人差があり、症状の程度によって効果を実感しにくい場合もあります。
アップニークの承認の根拠となった国内第III相試験では、後天性眼瞼下垂患者336例を対象に、本剤またはプラセボを点眼して効果が比較されました。
投与14日後の時点で、まぶたの開きの指標である「MRD1(瞳の中心から上まぶたの縁までの距離)」のベースラインからの変化量は、本剤群で1.09mm、プラセボ群で0.50mmと報告されています。群間差は0.59mm(95%信頼区間:0.38〜0.79)で、統計学的にも有意な差(p<0.0001)が確認されました。
このような試験結果が、アップニークが後天性眼瞼下垂治療薬として承認される根拠の一つになったとされています。

アップニークの効果を十分に得るためには、基本的な使い方と注意点を守ることが大切です。以下では、眼瞼下垂治療におけるアップニークの正しい使い方について、詳しく見ていきましょう。
アップニークは通常、成人に対して1回1滴、1日1回点眼して使用します。
決められた回数を超えて自己判断で点眼を増やしても、効果が高まるわけではありません。むしろ、副作用のリスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
用法・用量は、必ず医師の指示に従って守りましょう。
アップニークを使用する際は、添付文書で以下のような注意点が示されています。
これらのポイントを守ることで、感染症などのトラブルを防ぎながら安全に使用できます。
なお、誤って小児が飲み込んだ場合、意識障害などの重い症状につながるおそれがあるため、保管場所には十分注意しましょう。
アップニークは、軽度の眼瞼下垂に適した治療法とされています。
そのため、まぶたの下がりが重度の場合や、腱膜の緩みが大きい場合は、点眼だけでは十分な効果が得られず、手術が必要になることもあるとされています。
また、脳卒中や重症筋無力症など、まぶたの下がりの原因が腱膜の緩み以外にあると考えられる場合は、点眼を優先するのではなく、まずそれぞれの原因疾患に対する治療が必要です。
なお、アップニークの使用中は、まぶたの状態や自覚症状の変化を医師が定期的に確認し、十分な効果が認められない場合は使用を中止することもあるとされています。
「点眼を続けているのに変化を感じにくい」という場合は、自己判断で使用を続けるのではなく、一度医師に相談し、自分の症状に適した治療法を確認しましょう。
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ここでは、使用にあたって知っておきたい副作用と、使用を避けるべきケースを整理しておきましょう。
アップニークでは、以下のような副作用が報告されています。
【眼症状】
【循環器症状】
また、使用後には瞳孔が開く「散瞳」が生じることがあります。散瞳の症状が回復するまでは、自転車や自動車の運転、機械類の操作は避けましょう。
太陽光や強い光を直接見ないよう、必要に応じてサングラスを着用することも大切です。
なお、まぶたに腫れや赤みなどの炎症がみられる場合は、これらの症状が治まってから使用することとされています。
アップニークは、有効成分に対して過敏症の既往がある方は使用できないとされています。
また、心血管系の疾患がある方は、血圧や脈拍数の変動によって症状が悪化するおそれがあり、閉塞隅角緑内障がある方は急性発作を起こすおそれがあるとされているため、いずれも使用には注意が必要です。
妊娠中・授乳中の方は、治療の必要性や母乳への影響を考慮したうえで、医師が使用の可否を判断します。小児を対象とした臨床試験は実施されていません。
そのほか、MAO阻害薬との併用では急激な血圧上昇、降圧薬との併用では降圧作用の増強、ジゴキシンなどの強心配糖体との併用では血圧または脈拍数の上昇作用が強まる可能性があります。
持病がある方や、ほかの目薬・内服薬を使用している方は、点眼を始める前に必ず医師へ伝えましょう。

アップニークミニ点眼液0.1%は、薬価基準未収載医薬品であり、健康保険の適用対象外となる自由診療です。
価格は医療機関によって異なるものの、30本(30日分)で4,620円~5,500円が目安とされています。
処方を検討する場合は、事前に受診先の医療機関で費用を確認しておくと安心です。
アップニークのほかにも、まぶたの開きを一時的にサポートする目的で使用される点眼薬があります。
それは、med.でも取り扱いのある、SBCアイブースター「湘南美容のデカ目薬」です。
SBCアイブースターの有効成分は、「ナファゾリン硝酸塩」です。ナファゾリン硝酸塩は、上まぶたを持ち上げる筋肉「ミュラー筋」のアドレナリン受容体に作用することで、まぶたの開きの改善や、目の充血の改善が期待できるとされています。
効果は、点眼後約10分で現れ始め、2〜3時間程度持続するとされています。用法は、1日3回まで、片目につき1〜2滴を目安に点眼します。
ただし、SBCアイブースター「湘南美容のデカ目薬」はあくまで一時的にまぶたの開きをサポートするためのものであり、眼瞼下垂を根本から改善するものではありません。
また、ナファゾリンは表在性充血の治療を目的として承認されている成分であり、眼瞼下垂への使用はナファゾリン硝酸塩を有効成分とする国内承認薬の添付文書に記載のない適応外使用にあたります。
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最後に、アップニークと眼瞼下垂に関するよくある質問を取り上げ、それぞれ回答します。
アップニークは、医師の診察を受けたうえで処方される医療用医薬品です。ドラッグストアなどでの市販購入はできないとされています。
症状によっては、オンライン診療での処方が可能な場合もあります。ただし、症状の程度によっては対面での診察が必要になることもあるため、受診先の医療機関に確認しましょう。
現時点では、6ヵ月を超えて使用した場合の有効性・安全性は十分に検討されていないとされています。長期間の使用を希望する場合は、医師に相談しながら継続の必要性を確認することが大切です。

「まぶたの重さが気になるけれど、忙しくてなかなか受診できない」「アップニークが気になるけど、自分に合っているのかわからない」という方もいるでしょう。
そんなときは、オンライン診療サービス「med.」の利用も選択肢のひとつです。
med.では、自宅にいながら診察からお薬の受け取りまで完結できるため、通院のための移動時間や待ち時間を抑えられます。また、人目を気にせず相談できるため、対面受診にハードルを感じている方でも利用しやすいのが特徴です。
以下では、med.の特徴について詳しく紹介します。
med.の利用の流れは、以下のとおりです。
このように自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。
なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)。
※医師の判断によりお薬が処方できない場合があります。
med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。
med.は、全国に多数の拠点を持つ「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、オンライン診療の実績が豊富な医師が診察を担当します。診察料は無料で、かかる費用はお薬代と送料のみです。
また、土日祝日も9時から23時まで診療を受け付けているため、平日忙しい方でも都合の良い時間に相談しやすいのが特徴です。オンラインでの相談に不安がある場合は、対面でのサポートを受けられる体制も整っています。
なお、med.では、眼瞼下垂によるまぶたの重さや開けづらさに対する一時的なサポートを目的として、以下の点眼薬を取り扱っています。
ただし、この点眼薬はあくまで一時的な症状の緩和を目的としたものであり、眼瞼下垂そのものを治療するものではありません。
そのため、視野が狭くなっている場合や、日常生活に支障が出ている場合など、手術を含めた専門的な治療が必要と考えられるケースでは、対面での診察や専門医への受診をご案内することがあります。
「まずは症状について相談したい」「自分にどのような対策が合っているのか知りたい」という方は、med.のオンライン診療を活用してみてはいかがでしょうか。
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アップニークは、2026年に発売された、後天性眼瞼下垂に対する国内初の点眼治療薬です。手術をせずに、まぶたを持ち上げる筋肉に作用してまぶたの開きをサポートする点が特徴ですが、効果は一時的で、症状が重い場合は十分な効果を得られないこともあります。
使用にあたっては、副作用や注意が必要な方がいる点も理解しておくことが大切です。自由診療のため、費用は医療機関によって異なります。
まぶたの開きをサポートする点眼薬には、アップニークのほかにmed.で取り扱う「SBCアイブースター」のような選択肢もあります。自分の症状や希望に合った方法を選ぶためにも、気になる場合はまず医師へ相談しましょう。
参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071908 https://www.santen.com/ja/news/2026/2026_1/20260401 https://www.santen.com/ja/news/2024/2024_1/20241226 https://www.pmda.go.jp/RMP/www/300237/38faa37d-070f-4cac-94df-ec98bc215a60/300237_131970CQ1020_001RMP.pdf
治療等の内容
・ナファゾリン硝酸塩を使用するアイケア治療です。 ¥2,930〜¥6,900(税込)
副作用
・SBCアイブースターの主な副作用として、散瞳、乾燥、眼圧変動、刺激痛、反応性充血などが報告されています。
成分の承認について
ナファゾリンのアイケア治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。
入手経路
・SBCアイブースターは、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。
個人輸入された医薬品等のリスクはこちらをご確認ください。https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/
国内の承認医薬品等の有無
・ナファゾリンが、医療用医薬品の点眼薬として表在性充血治療目的で厚生労働省に承認されています。アイケア治療を目的として承認されている同成分の外用薬はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
・ナファゾリンは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品としてアイケア治療を目的とした使用は承認されていません。
そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
お問い合わせ先
お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。