トラネキサム酸の飲み合わせ一覧|併用禁忌薬・注意が必要な薬・一緒に飲める薬を解説

美容・スキンケア
投稿:2026.09.11更新:2026.09.11
トラネキサム酸の飲み合わせ一覧|併用禁忌薬・注意が必要な薬・一緒に飲める薬を解説

「トラネキサム酸と一緒に飲んではいけない薬はある?」「ピルやロキソニン、市販の風邪薬と併用しても大丈夫?」と不安に感じていませんか。

トラネキサム酸は、肝斑や色素沈着などの美容目的で処方されることがあるほか、のどの炎症や出血を抑える目的でも使われる医薬品です。比較的幅広く使用されていますが、一部の薬とは併用できない、または注意が必要な組み合わせがあります。

本記事では、トラネキサム酸の併用禁忌薬や注意が必要な薬、一緒に飲める薬・成分を一覧でわかりやすく解説します。

安全に服用するための注意点も紹介するので、現在服用中の薬がある方や、市販薬・サプリメントとの飲み合わせが気になる方は参考にしてください。

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)

患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。

■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

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この記事の執筆・薬学監修者

SBC湘南美容クリニック 薬剤師

下山田 佳乃子(しもやまだ かのこ)

調剤薬局での実務経験を活かし、美容・ヘルスケア領域を中心に医療・薬学コンテンツの執筆・監修を行っています。
厚生労働省等の公的資料や医薬品添付文書など、信頼性の高い一次情報に基づき、記事の内容が正確であるかを薬剤師の視点から確認しています。

■略歴
東京薬科大学 薬学部 卒業
2021年 薬剤師免許取得
調剤薬局にて2年6か月勤務(調剤・服薬指導・健康相談業務)
現在は美容・ヘルスケア領域を中心に、Webコンテンツの薬剤師監修・事実確認業務に従事

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トラネキサム酸の飲み合わせ一覧

まずは、トラネキサム酸との飲み合わせについて、代表的な薬や成分を一覧で確認してみましょう。

分類 薬剤・成分名
併用禁忌 トロンビン
併用注意 ヘモコアグラーゼ
併用注意 バトロキソビン
併用注意 凝固因子製剤(エプタコグアルファなど)
要相談 低用量ピル
併用可 ロキソニン
併用可 カロナール
併用可 カルボシステイン
併用可 市販の風邪薬
併用可 シナール配合錠(ビタミンC)
併用可 ハイチオール錠(L-システイン)
併用可 ユベラ錠(ビタミンE)
併用可 タチオン錠(グルタチオン)

なお、「併用可」とされている薬であっても、持病や服用量、体質などによっては注意が必要な場合があります。

また、市販薬のなかにはトラネキサム酸が配合されている製品もあるため、知らずに重複して服用してしまうケースにも注意が必要です。市販薬の併用を検討する場合は医師または薬剤師へ相談しましょう。

トラネキサム酸の飲み合わせ禁忌

トラネキサム酸には、添付文書で「併用禁忌」に指定されている薬があります。

併用禁忌とは、一緒に使用すると重い副作用や健康被害が生じるおそれがあるため、原則として併用してはいけない組み合わせのことです。

現在、トラネキサム酸の添付文書で併用禁忌とされているのは「トロンビン」のみです。

トロンビンは、出血している部位で血液を固めて止血を促す薬です。

一方で、トラネキサム酸には、できた血栓が分解される働き(線溶)を抑えて止血を助ける作用があります。

そのため、この2つを併用すると、血栓の分解を抑制する作用と血栓を安定させる作用が重なり、血栓形成傾向が増大するおそれがあります。

なお、トロンビンは主に医療機関で使用される止血剤であり、美容目的でトラネキサム酸を服用している方が日常生活で接する機会は多くありません。

しかし、手術や外傷などで医療機関を受診する際は、トラネキサム酸を服用していることを医師へ必ず伝えることが重要です。

トラネキサム酸との飲み合わせに注意が必要な薬

トラネキサム酸には、併用が禁止されている「併用禁忌薬」のほかに、添付文書で「併用注意」に指定されている薬があります。

併用注意とは、「一緒に使用できない」という意味ではなく、作用が強く現れたり、副作用のリスクが高まったりする可能性があるため、医師の管理のもとで慎重に使用すべき組み合わせです。

実際の服用可否は、病気の種類や症状、持病の有無などを踏まえて医師が判断します。

トラネキサム酸の添付文書では、以下のような止血作用や血液凝固に関わる薬が併用注意薬として挙げられています。

  • ヘモコアグラーゼ
  • バトロキソビン
  • 凝固因子製剤(エプタコグアルファなど)

これらの薬は一般の方が日常的に服用する機会は多くありませんが、手術や出血性疾患の治療などで使用されることがあります。

ここからは、それぞれの薬について、なぜ注意が必要なのかを詳しく解説します。

ヘモコアグラーゼ

ヘモコアグラーゼは、出血を抑える目的で使用される止血薬です。外科や耳鼻咽喉科、泌尿器科などで、手術後や出血時の止血補助として処方されることがあります。

トラネキサム酸との併用は禁止されていませんが、大量に併用した場合には、血栓形成傾向が現れるおそれがあるとして、添付文書では併用注意に指定されています。

これは、ヘモコアグラーゼが止血を促す作用を持ち、トラネキサム酸が血栓の分解を抑える作用を持つためです。作用が重なることで、血液が固まりやすい状態になる可能性があります。

なお、ヘモコアグラーゼは医療機関で使用される薬であり、自己判断で服用するケースはほとんどありません。現在治療中で処方を受けている場合は、トラネキサム酸を服用していることを医師へ伝え、指示に従って使用することが大切です。

参考:
https://www.kegg.jp/entry/dr_ja:D03331

バトロキソビン

バトロキソビンは、血液の凝固に関わる働きを利用して止血を促す医療用医薬品です。

トラネキサム酸との併用は禁止されていませんが、添付文書では併用注意に指定されています。これは、両薬を併用すると血栓症や塞栓症を起こすおそれがあるためです。

ただし、バトロキソビンは主に入院中や手術時など、医師の管理下で使用される薬です。そのため、美容目的でトラネキサム酸を服用している方が、日常生活で自己判断により併用する場面はほとんどありません。

とはいえ、現在バトロキソビンによる治療を受けている方や、これから使用する予定がある方は、トラネキサム酸を服用していることを必ず医師へ伝えましょう。医師が必要性やリスクを考慮したうえで、併用の可否を判断します。

参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00054119

凝固因子製剤(エプタコグアルファなど)

凝固因子製剤は、血液を固める働きを補うために使用される薬です。代表的なものにエプタコグアルファがあり、血友病など出血しやすい病気の治療や、出血時の止血を目的として使用されます。

トラネキサム酸との併用は禁止されていませんが、添付文書では併用注意に指定されています。

これは、凝固因子製剤が血液を固まりやすくする一方で、トラネキサム酸は血栓が分解される働きを抑えるため、止血作用が過度に強まり、血栓形成傾向が高まるおそれがあるためです。

ただし、凝固因子製剤は専門的な治療で使用される医療用医薬品であり、一般的な美容医療や市販薬で使用されることはほとんどありません。そのため、自己判断で併用する機会は少ないと考えられます。

一方で、血友病などで凝固因子製剤による治療を受けている方がトラネキサム酸の服用を検討する場合は、必ず主治医へ相談してください。服用中の薬や病状を踏まえたうえで、医師が併用の必要性や安全性を総合的に判断します。

参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/similar_product?kegg_drug=DG02013
https://www.kegg.jp/entry/D00172+-ja

トラネキサム酸との飲み合わせが気になる薬

トラネキサム酸を服用している方のなかには、「風邪をひいたときにロキソニンを飲んでも大丈夫?」「市販の風邪薬と一緒に飲める?」「低用量ピルを服用しているけれど問題ない?」と疑問に思う方も多いでしょう。

そこでここからは、多くの方が気になる薬ごとに、トラネキサム酸との飲み合わせや注意点について詳しく解説します。なお、併用可の薬を併用する場合も、事前に医師へご確認ください。

ロキソニン

ロキソニンとトラネキサム酸は、一般的に併用可能です。実際に、のどの痛みや抜歯後の痛み、炎症などに対して、医療機関で両方が一緒に処方されることもあります。

これは、両薬の作用が異なるためです。トラネキサム酸は炎症を抑えたり出血を抑えたりする目的で使用される一方、ロキソニンは痛みや発熱、炎症を和らげる解熱鎮痛薬です。

添付文書でも、ロキソニンはトラネキサム酸の併用禁忌薬・併用注意薬には指定されていません。

カロナール

カロナールとトラネキサム酸は、一般的に併用可能です。医療機関では、発熱や痛み、のどの炎症などに対して、両方が一緒に処方されることがあります。

カロナールの有効成分であるアセトアミノフェンは、痛みや発熱を和らげる薬です。一方、トラネキサム酸は炎症を抑えたり止血を補助したりする目的で使用されるため、作用の仕組みが異なります。

そのため、添付文書上でもカロナールは併用禁忌薬・併用注意薬には指定されていません。

カルボシステイン

カルボシステインとトラネキサム酸は、一般的に併用可能です。実際に、風邪や副鼻腔炎、気管支炎などで、のどの炎症や痰の症状がある場合には、医療機関で両方が一緒に処方されることがあります。

カルボシステインは、痰を出しやすくしたり、鼻水の粘りを改善したりする去痰薬です。一方、トラネキサム酸は、のどの炎症を抑える目的などで処方されることがあります。

それぞれ作用する仕組みが異なるため、添付文書上でもカルボシステインは併用禁忌薬・併用注意薬には指定されていません。

その他の市販の風邪薬・胃腸薬

トラネキサム酸は、以下のような市販の風邪薬や胃腸薬とも一般的には併用できる場合があります。

  • バファリンルナ
  • ロキソプロフェン
  • パイロン
  • パブロンメディカル
  • パブロンエース
  • ガストール
  • 第一三共胃腸薬
  • 太田胃散

ただし、市販薬のなかにはトラネキサム酸が配合されている製品もあるため、成分が重複しないよう注意が必要です。

特に、市販薬はシリーズ名が同じでも、製品によって配合成分が異なる場合があります。そのため、購入前にはパッケージや添付文書で「トラネキサム酸」の記載がないか確認しましょう。

判断に迷う場合は、薬剤師へ相談してから購入すると安心です。

低用量ピル

低用量ピルは、トラネキサム酸の添付文書で「併用禁忌」に指定されている薬ではありません。

そのため、服用中だからといって必ず併用できないわけではなく、実際の使用可否は医師が個々の状況を踏まえて判断します。

一方で、トラネキサム酸には血栓が分解される働きを抑える作用があり、低用量ピルも副作用として血栓症のリスクが高まることが知られています。

そのため、両方を併用する場合は、血栓症のリスクを総合的に評価したうえで慎重に判断することが重要です。

特に、以下に当てはまる方は血栓症のリスクが高まるため、服用前に必ず医師へ相談しましょう。

  • 血栓症の既往歴がある
  • 喫煙習慣がある
  • 肥満(BMIが高い)
  • 40歳以上である
  • 長期間安静にしている、または手術を予定している

なお、美容目的でトラネキサム酸を服用したい場合でも、低用量ピルを使用していることは診察時に必ず申告してください。

医師が持病や既往歴、ほかの危険因子も含めて確認し、服用の可否や治療方針を判断します。

自己判断で服用を開始・中止することは避け、不安がある場合は医師や薬剤師へ相談することが大切です。

トラネキサム酸と併用されることが多い薬・成分

トラネキサム酸は、肝斑や色素沈着などの美容内服治療でほかの薬と組み合わせて処方されることがあります。

ここからは、トラネキサム酸と一緒に処方されることが多い薬・成分について、それぞれの特徴や併用される目的を解説します。

ビタミンC(シナール)

ビタミンC(シナール配合錠)は、トラネキサム酸と併用されることが多い薬の一つです。

特に、肝斑や炎症後色素沈着などの美容内服治療では、両方があわせて処方されるケースが少なくありません。

ビタミンCには、メラニンの生成を抑える働きや、酸化ストレスから肌を守る抗酸化作用があるとされています。

また、シナール配合錠はトラネキサム酸の併用禁忌薬・併用注意薬には指定されておらず、一般的には併用可能です。

ただし、美容効果を期待して自己判断で服用量を増やしたり、市販のビタミンC製剤を追加したりすることは避けましょう。

適切な服用量は症状や治療方針によって異なるため、医師や薬剤師の指示に従うことが大切です。

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【関連記事】シナールの効果|処方薬・市販薬の違いや効果的な飲み方、注意点を徹底解説

L-システイン(ハイチオール)

L-システイン(ハイチオール錠)は、トラネキサム酸と併用されることが多い成分です。

美容皮膚科では、肝斑やシミ、ニキビ跡の色素沈着などに対する内服治療の一環として、あわせて処方されることがあります。

L-システインは、アミノ酸の一種で、肌のターンオーバーをサポートし、メラニンの排出を促す働きが期待されている成分です。

また、ハイチオール錠はトラネキサム酸の併用禁忌薬・併用注意薬には指定されておらず、一般的には併用可能です。

ただし、L-システインを含む市販薬やサプリメントをすでに服用している場合は、成分が重複する可能性があります。

処方薬と市販薬を組み合わせる際は自己判断せず、医師や薬剤師へ相談したうえで服用することが大切です。

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【関連記事】ハイチオールの美容効果|シミ・ニキビへの効果や正しい飲み方、注意点を徹底解説

ユベラ(ビタミンE)

ユベラ錠(ビタミンE)は、トラネキサム酸と併用されることがある薬の一つです。

美容皮膚科では、肝斑やシミに対する内服治療として、トラネキサム酸やビタミンCとあわせて処方されることがあります。

ビタミンEには、末梢の血行を改善する作用や抗酸化作用があり、肌の健康維持をサポートする目的で用いられます。

また、ユベラ錠はトラネキサム酸の併用禁忌薬・併用注意薬には指定されておらず、一般的には併用可能です。

ただし、ビタミンEを含むサプリメントや市販薬を併用すると、摂取量が多くなる場合があります。服用中の薬やサプリメントがある方は、診察時に医師へ伝えるようにしましょう。

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【関連記事】ユベラの飲み合わせを解説|禁忌薬の有無や注意が必要な薬・サプリを紹介

グルタチオン

グルタチオンも、トラネキサム酸と併用されることがある成分です。

美容医療では、肝斑やシミ、くすみなどの改善を目的とした内服治療で、ほかの美容内服と組み合わせて処方されることがあります。

グルタチオンは、体内にもともと存在する抗酸化成分で、活性酸素から細胞を守る働きを担っています。美容医療では、メラニンの生成を抑える作用や抗酸化作用が期待されており、シミや色素沈着への多角的なアプローチを目的として使用されることがあります。

また、グルタチオンはトラネキサム酸の併用禁忌薬・併用注意薬には指定されておらず、一般的には併用可能です。

ただし、美容内服の組み合わせは、症状や体質によって適した内容が異なります。自己判断で薬やサプリメントを追加するのではなく、医師や薬剤師へ相談したうえで、自分に合った治療を受けることが大切です。

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【関連記事】グルタチオンとは|美容・美肌効果があるって本当?摂取方法や注意点を解説

トラネキサム酸の飲み合わせに不安があるならmed.へご相談を

トラネキサム酸による肝斑治療や美容ケアを始めたいものの、「飲み合わせが気になるから医師に一度相談したい」「とはいえ、薬をもらうためだけに病院へ行くのは大変」と感じる方もいるでしょう。

そんなときに利用したいのが、オンライン診療サービス「med.」です。

「med.」なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方にもおすすめです。

med.の特徴について詳しく解説します。

自宅で診察から処方薬の受け取りまで完結

med.の利用の流れは、以下のとおりです。

  1. 希望の薬をカートに追加
  2. オンライン診療を受ける(5分程度)
  3. 診察後に処方薬を購入すると、自宅に届く

このように自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。

なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)。

※医師の判断によりお薬が処方できない場合があります。

通院するよりもコストを抑えられる

med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

オンライン診療実績が豊富な医師が土日祝日も23時まで診療

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察し、あなたにあった処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。

また、土日祝日も診察が受けられ、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.では以下のようなトラネキサム酸配合の治療薬を取り揃えております。

どの種類が自分に合いそうかわからない場合も、医師にご相談ください。

トラネキサム酸の飲み合わせ以外の注意点

トラネキサム酸を安全に服用するためには、飲み合わせだけでなく、持病や体の状態、副作用などにも注意することが大切です。

ここからは、飲み合わせ以外で知っておきたい注意点について、それぞれ詳しく解説します。

血栓症の既往歴がある人は注意

脳梗塞や心筋梗塞、血栓性静脈炎など、血栓症の既往歴がある方は、トラネキサム酸の服用に注意が必要です。

トラネキサム酸には、血栓が分解される働きを抑える作用があります。この作用は出血を抑えるうえで役立ちますが、血栓症がある方や血栓ができやすい状態の方では、病状へ影響を及ぼす可能性があります。

そのため、添付文書でも、血栓症のある患者や血栓症を起こすおそれがある患者には慎重に投与するよう注意喚起されています。

美容目的で服用する場合も例外ではなく、過去に脳血栓や心筋梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症などを経験したことがある方は、診察時に必ず医師へ伝えましょう。

なお、血栓症の既往歴があるからといって、すべての方が服用できないわけではありません。

現在の健康状態や治療内容、服用中の薬などを総合的に確認したうえで、医師が服用の可否を判断します。

血栓症リスクが高い人は慎重投与となる場合がある

現在血栓症ではない場合でも、血栓ができやすい状態にある方は、トラネキサム酸の使用を慎重に判断する必要があります。

添付文書では、術後で長期間安静にしている方や、圧迫止血を受けている方など、血栓症を起こすリスクが高い患者への注意が記載されています。長時間体を動かせない状態が続くと血流が滞りやすくなり、血栓が形成されるリスクが高まるためです。

例えば、以下のようなケースでは、服用前に医師へ相談することが重要です。

  • 手術後で長期間ベッド上で安静にしている
  • 骨折などでギプス固定をしている
  • 長時間の圧迫止血を受けている
  • 医師から血栓症のリスクが高いと説明されている

このような状況では、トラネキサム酸による治療の必要性と血栓症のリスクを比較したうえで、医師が服用の可否を判断します。

美容目的であっても自己判断で服用を開始せず、現在の体調や治療内容を医師へ伝えるようにしましょう。

腎機能が低下している人は注意

腎機能が低下している方は、トラネキサム酸の服用に注意が必要です。

トラネキサム酸は、主に腎臓から尿中へ排泄される薬です。そのため、腎機能が低下していると薬が体内に蓄積しやすくなり、血中濃度が通常より高くなるおそれがあります。

その結果、副作用が現れやすくなる可能性があります。

添付文書でも、腎機能障害のある患者では、症状に応じて投与量を調整するなど慎重に使用するよう注意喚起されています。特に、人工透析を受けている方では、まれに痙攣が報告されているため、より慎重な管理が必要です。

妊娠中・授乳中は医師へ相談する

妊娠中または授乳中の方がトラネキサム酸の服用を検討している場合は、事前に医師へ相談しましょう。

添付文書では、妊娠中のトラネキサム酸服用について「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。」とされています。そのため、自己判断で服用を開始したり、市販薬を購入して使用したりすることは避けましょう。

また、授乳中の方についても、薬の服用を優先するかは、症状や治療の必要性を踏まえて医師が総合的に判断します。

特に、美容目的でトラネキサム酸の服用を検討している場合は、妊娠中や授乳中は治療を急ぐべきかどうかも含めて相談することが大切です。

副作用が現れた場合は服用を中止して受診する

トラネキサム酸は、服用中に副作用が現れることがある薬です。体調の変化を感じた場合は、症状の程度を確認し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

添付文書では、主に以下のような副作用が報告されています。

  • 食欲不振
  • 悪心(吐き気)
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発疹
  • かゆみ
  • 眠気
  • まれに痙攣(主に人工透析中の方など)

軽い吐き気や一時的な下痢など、症状が軽度の場合は経過を観察することもあります。しかし、症状が改善しない場合や悪化する場合、日常生活に支障が出る場合は、自己判断で服用を続けず医師や薬剤師へ相談することが大切です。

また、痙攣や意識障害、呼吸困難、全身に広がる発疹など、重い副作用が疑われる症状が現れた場合は、服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

【関連記事】トラネキサム酸の副作用とは?血栓症のリスクや対処法、正しい飲み方まで徹底解説

まとめ

トラネキサム酸は、肝斑や色素沈着などの治療で広く使用されている医薬品ですが、安全に服用するためには飲み合わせを正しく理解しておくことが大切です。

添付文書で併用禁忌とされているのはトロンビンのみですが、ヘモコアグラーゼやバトロキソビン、凝固因子製剤などは併用注意に指定されています。

また、低用量ピルは併用禁忌ではないものの、血栓症のリスクを踏まえて医師が慎重に判断する必要があることを覚えておきましょう。

一方で、ロキソニンやカロナール、カルボシステイン、ビタミンC(シナール)、L-システイン(ハイチオール)、ビタミンE(ユベラ)、グルタチオンなどは、一般的にトラネキサム酸と併用されることがあります。

ただし、市販薬のなかにはトラネキサム酸を含む製品もあるため、成分の重複には注意が必要です。

現在服用している薬やサプリメントがある場合は、自己判断で飲み合わせを決めず、診察時に必ず医師や薬剤師へ伝えましょう。飲み合わせだけでなく、持病や体調も考慮したうえで適切に服用することが、安全に治療を続けるためのポイントです。

参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00052946
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00053780

医薬品について

治療等の内容/治療等の期間及び費用

・ トラネキサム酸を服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。 定期3か月7,860円(税込)

 ・グルタチオン・アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム・トラネキサム酸・Lシステインを服用する肌治療です。

まずは3か月の服用をお試しください。 定期3か月¥16,440(税込)

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。 定期3か月7,860円(税込)

・グルタチオンを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。 定期3か月7,860円(税込)

・トコフェロール酪酸エステルを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。定期3か月5,220円(税込)

・L-システインを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。定期3か月5,940円(税込)

・オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミンを服用する肌治療です。まずは3か月の服用をお試しください。定期¥8,493円(税込)

※効果が実感できるまでには継続的な服用が必要であり、その期間にも個人差がございます。

 

副作用

・トラネキサム酸の主な副作用として、食欲不振、吐き気、掻痒感(かゆみ)、発疹、眠気などの報告があります。

・四合剤の主な副作用として、食欲不振、悪心、嘔吐、胸やけ、胃不快感、胃痛、下痢、過敏症、搔痒感、発疹、口喝、腹痛などの報告があります。

・シナールの主な副作用として、胃腸の不快感や悪心、嘔吐、下痢などの報告があります。

・タチオンの主な副作用として、食欲不振、悪心、嘔吐、発疹などの報告があります。

・ユベラの主な副作用として、過敏症(発疹)・便秘・胃不快感などの報告があります。

・ハイチオールの主な副作用として、吐き気、下痢、腹痛などの報告があります。

・ノイロビタンの主な副作用として腹部膨満、便秘、吐き気、下痢、めまいなどの報告があります。

 

成分の承認について

・トラネキサム酸、アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム、グルタチオン、ユベラ、ハイチオール、ノイロビタンの肌治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。

・湘南美容内服薬 四合剤は、未承認医薬品です。

 

入手経路

・シナール、タチオン、ユベラ、ハイチオール、トラネキサム酸、ノイロビタンは、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。

・SBCオリジナル薬は、海外製薬メーカーで当院管理のもと、定期的な品質チェック・厳密な管理を行い、製造している輸入製品です。個人輸入された医薬品等のリスクはこちらをご確認ください。https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/ 

 

国内の承認医薬品等の有無

・トラネキサム酸の内服薬は一般用医薬品として、しみ(肝斑に限る)治療目的で承認されています。

・湘南美容内服薬 四合剤(アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム・Lシステイン・トラネキサム酸・グルタチオン)を含む内服薬は肌治療として国内承認されていません。

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で国内承認されています。

・グルタチオンが、医療用医薬品の内服薬として薬物中毒、アセトン血性嘔吐症、金属中毒治療目的で厚生労働省に承認されています。肌治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。

・L-システインは、一般用医薬品の内服薬として、しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で承認されています。

・トコフェロール酢酸エステルが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着の治療目的で厚生労働省に承認されています 。

・オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミンが、医療用医薬品の内服薬としてビタミン B 群欠乏・末梢神経炎・筋肉痛・関節痛などの緩和治療目的で厚生労働省に承認されています。

肌治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。

 

諸外国における安全性等に係る情報、救済制度について

・トラネキサム酸の内服薬が処方箋医薬品としてアメリカ食品医薬品局(FDA)で月経過多症の治療目的として承認されています。 承認年月日:2009/11/13

安全性等に関わる情報としては、月経過多治療で承認されていますが、諸外国でも肌治療薬を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。安全性等に関わる情報としては、血栓塞栓症リスク(深部静脈血栓、肺塞栓)、視覚障害(網膜血栓症)、頭痛、関節痛といった副作用症状が記載されています。 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

・湘南美容内服薬 四合剤(アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム・Lシステイン・トラネキサム酸・グルタチオン) は、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。

・グルタチオンは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として美容治療を目的とした使用は承認されていません。

・トコフェロール酢酸エステルが、一般用医薬品の内服薬としてしみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着の治療目的で厚生労働省に承認されています 。トコフェロール酢酸エステルは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。

・L-システインは、一般用医薬品の内服薬として、しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着治療目的で承認されています。L-システインは、諸外国では処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。

・オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミンは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として美容治療を目的とした使用は承認されていません。

・シナール、タチオン、ユベラ、ハイチオール、トラネキサム酸、ノイロビタンは、万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

 

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