デエビゴの効果とは?効き目・効果時間・副作用までわかりやすく解説

不眠症
投稿:2026.08.15更新:2026.08.15
デエビゴの効果とは?効き目・効果時間・副作用までわかりやすく解説

「デエビゴって、どんな効果があるの?」「副作用は大丈夫?」と気になっていませんか?

デエビゴは、脳の覚醒システムに直接働きかけることで眠りを促す睡眠薬です。従来の睡眠薬とは異なるアプローチで不眠を改善できるとして、近年注目を集めています。

ただし、服用のタイミングや飲み方を誤ると、十分な効果を実感しにくくなる場合もあります。また、副作用や服用上の注意点を知らずに使い続けることは、思わぬリスクにつながることもあるため、正しい知識を持ったうえで使用することが大切です。

そこで本記事では、デエビゴの効果や効果時間、副作用から効果的な飲み方まで、わかりやすく解説します。

「薬を使った不眠対策を検討している」「デエビゴが自分に合っているか知りたい」という方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉 大洋(わたなべ ひろうみ)

患者さま一人ひとりの理想や悩みに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な美容医療を提供することを大切にしています。
対面診療では相談しづらいような悩みもオンラインクリニックの強みを生かして相談しやすい環境を提供していきます。

■略歴
佐賀大学医学部医学科 卒業
佐賀県医療センター好生館/佐賀大学医学部附属病院(たすき掛け) 臨床研修修了
SBCオンラインクリニック入職
SBCオンラインクリニック院院長就任

デエビゴの効果とは?

デエビゴは、「オレキシン受容体拮抗薬」と呼ばれる種類の睡眠薬です。有効成分はレンボレキサントで、脳内で覚醒を維持する神経ペプチド「オレキシン」の働きをブロックすることで、眠りを促す効果があります。

私たちの脳は、オレキシンという物質が受容体(OX1・OX2)に結合することで覚醒状態を保っています。デエビゴはこの結合を可逆的に阻害することで、脳を覚醒状態から睡眠状態へとスムーズに移行させると考えられています。

ベンゾジアゼピン系などの従来の睡眠薬が脳全体の活動を抑えることで眠りを誘うのに対し、デエビゴは「覚醒のスイッチをオフにする」というアプローチが特徴です。

そのため、自然な睡眠に近い状態を引き出しやすく、翌朝への持ち越しが比較的少ないとされています。

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デエビゴの効果時間|何時間で切れる?

デエビゴの効果時間には個人差がありますが、一般的に6時間〜8時間程度の睡眠をサポートする効果が期待できるとされています。

デエビゴの有効成分であるレンボレキサントの血中濃度は、服用後ゆるやかに低下していくため、睡眠中に効果が途切れにくく、中途覚醒を抑える働きも期待できます。

一方で、代謝の速さや年齢、体質によって効果の持続時間は異なる点には注意しましょう。たとえば、高齢者では薬の代謝が遅くなる傾向があるため、翌朝まで眠気が残る「持ち越し」が起こりやすくなる場合があります。

また、デエビゴには用量が2.5mg・5mg・10mgの3種類があり、用量によっても効果の強さや持続感が変わることがあります。「翌朝に眠気が残る」と感じる場合は、自己判断で用量を変えるのではなく、医師へ相談するようにしましょう。

デエビゴの効果が出るまでの時間

デエビゴは、服用後30分〜1時間程度で眠気を感じ始めることが多いとされています。


参考:https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00068463.pdf

添付文書によると、レンボレキサントの血中濃度は服用後1時間〜2時間でピークに達するとされています。そのため、就寝直前に服用することで、眠気のピークを睡眠のタイミングに合わせやすくなるでしょう。

ただし、食事の影響を受けやすい点には注意が必要です。食後すぐに服用した場合は血中濃度の上昇が遅れ、効果が出るまでの時間が長くなる可能性があります。実際、空腹時と比較して、食後服用では血中濃度のピークに達するまでの時間が約2時間程度遅延するとされています。

「飲んでもなかなか眠れない」と感じる場合は、服用のタイミングや食事との間隔を見直してみることが大切です。服用方法の詳細については、「デエビゴの効果的な飲み方」も参考にしてください。

デエビゴが効く不眠のタイプは?

デエビゴは、主に以下のタイプの不眠に対して効果が期待できるとされています。

  • 入眠困難
    布団に入ってもなかなか寝つけない状態。寝つくまでに30分〜1時間以上かかるケースが該当します。
  • 中途覚醒
    いったん眠れても、夜中に何度も目が覚めてしまう状態。目が覚めた後、再び眠りにつくまでに時間がかかる方も多いでしょう。
  • 早朝覚醒
    起きたい時間よりも早く目が覚めてしまい、その後眠れなくなる状態です。
  • 熟眠障害
    睡眠時間は確保できているものの、眠りが浅く、疲れが取れないと感じるタイプの不眠です。

デエビゴは、覚醒を促すオレキシンの働きをブロックすることで、寝つきをスムーズにするだけでなく、睡眠全体の質を高める効果が期待できます。そのため、複数の不眠症状に悩む方にも適している場合があります。

ただし、不眠の原因やタイプによっては、デエビゴ以外の治療法が適しているケースも少なくありません。

自分の症状に合った対策を行うためにも、医師への相談を検討することが大切です。

デエビゴの副作用

デエビゴは適切に使用すれば有効性が期待できる一方で、 体質や体調によっては副作用が現れることがあります。

添付文書に記載されている主な副作用は以下のとおりです。

頻度 主な副作用
3%以上 傾眠(10.7%)、頭痛(4.2%)、倦怠感(3.1%)
1〜3%未満 浮動性めまい、睡眠時麻痺、異常な夢・悪夢、悪心、体重増加
1%未満 注意力障害、幻覚・錯乱状態、動悸、口内乾燥、腹痛、ALT上昇、回転性めまい・耳鳴、食欲亢進、多汗症など
頻度不明 睡眠時随伴症、AST上昇、眼痛

なかでも頻度が高いのが「傾眠」です。翌朝まで強い眠気が残る場合があるため、起床後すぐの車の運転や危険を伴う作業は避ける必要があります。

服用開始直後は体が薬に慣れていないため、副作用が出やすい傾向があります。

気になる症状が続く場合は、自己判断で服用を継続せず、速やかに医師へ相談するようにしましょう。


参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00068463

デエビゴを飲むと副作用で悪夢を見るって本当?

デエビゴを服用することで悪夢を見るケースは実際にあります。添付文書でも、「異常な夢・悪夢」は1〜3%未満の頻度で報告されています。

ただし、「デエビゴが悪夢を直接引き起こす」というよりも、薬の作用によってレム睡眠の時間が増えることが影響していると考えるほうが正確です。

レム睡眠とは、夢を見やすい睡眠段階であり、レム睡眠の時間が増えると夢の内容を記憶として残しやすくなります。そのため、悪夢を見た・夢をよく覚えていると感じる方が多いのです。

不眠に悩んでいる方は慢性的にレム睡眠が不足しているケースが多く、デエビゴの服用によってレム睡眠が回復する過程で、一時的に鮮明な夢を見やすくなることがあります。

服用を続けるうちに症状が落ち着いてくる場合もありますが、悪夢が続いて睡眠の質に影響していると感じる場合は、医師へ相談することが大切です。

デエビゴの効果的な飲み方|正しい服用方法

デエビゴを服用する際は、以下の用法・用量を守ることが大切です。

項目 内容
用量 1日1回1錠(2.5mg)を就寝直前に服用。効果・耐性に応じて最大10mgまで増量可能
服用タイミング 就寝直前。食事と同時または食直後は避ける
飲み忘れた場合 翌朝起きる時間まで十分な時間がある場合に限り、1回分を服用する
注意事項 2回分を一度にまとめて服用しない

特に注意したいのが、食事との間隔です。デエビゴは食事の影響を受けやすく、食後すぐに服用すると血中濃度の上昇が遅れ、効果が現れるまでの時間が長くなる可能性があります。

なるべく空腹の状態で、就寝直前に服用するようにしましょう。

また、「早く効果を出したいから」と自己判断で用量を増やすことは避けてください。用量の調整が必要な場合は、必ず医師へ相談したうえで判断してもらうことが重要です。

デエビゴを服用できない人、または注意が必要な人

デエビゴは誰でも服用できる薬ではありません。以下に該当する場合は、服用前に必ず医師へ相談してください。

【服用できない人】

  • 重度の肝機能障害がある方(中等度以上では慎重投与)

【注意が必要な方】

  • 抗生物質(クラリスロマイシン、エリスロマイシン)、抗真菌薬(フルコナゾール、イトラコナゾール)、カルシウム拮抗薬(ベラパミル)などを服用している方
  • アルコールや中枢神経抑制剤を使用している方
  • ナルコレプシー又はカタプレキシーのある患者
  • 妊婦・授乳婦
  • 脳に器質的障害のある患者
  • ナルコレプシーまたはカタプレキシーのある患者
  • 腎機能障害患者
  • 呼吸機能障害患者
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)のある患者
  • 子ども
  • 高齢者

特に、他の薬との飲み合わせには注意が必要です。

抗生物質や抗真菌薬のなかには、デエビゴの血中濃度を高める作用を持つものがあり、副作用が強く出る可能性があります。

現在服用中の薬がある場合は、診察の際に必ず医師へ伝えるようにしましょう。

デエビゴを飲んだ後の注意点

デエビゴを服用した後は、いくつかの点に気をつける必要があります。

まず、翌朝まで眠気が残る可能性がある点です。デエビゴは服用後も一定時間、血中に薬の成分が残るため、起床後にふらつきや強い眠気を感じるケースがあります。無理に行動すると、転倒などのリスクにつながるおそれがあるため、しばらく様子を見るようにしましょう。

次に、車や自転車などの運転は避けることが重要です。眠気やふらつきが残っている状態では、判断力や反応速度が低下している可能性があります。添付文書にも、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないよう明記されているため、服用後の運転は控えてください。

また、アルコールとの併用も厳禁です。デエビゴとアルコールを同時に摂取すると、中枢神経への抑制作用が過剰に強まり、意識障害や過度な眠気が生じるリスクがあります。服用当日の飲酒は避けるようにしましょう。

デエビゴの効果がないときの原因と対処法

「デエビゴを飲んでいるのに、なかなか眠れない」と感じる方もいるかもしれません。

その場合、薬そのものの問題ではなく、服用方法や生活習慣に原因がある可能性があります。

そこでここからは、デエビゴの効果を感じにくい場合に見直したいポイントについて、詳しく見ていきましょう。

就寝直前の環境を改善する

デエビゴは、脳の覚醒スイッチをオフにすることで自然な眠りを促す薬です。しかし、眠りにつくための環境が整っていなければ、薬を服用しても十分な効果を感じにくくなる可能性があります。

特に見直したいのが、就寝直前のスマートフォンやテレビの使用です。画面から発せられるブルーライトは、脳を覚醒させるメラトニンの分泌を抑える働きがあるとされています。

そのため、デエビゴで覚醒のスイッチをオフにしようとしても、ブルーライトが脳を刺激し続けると、薬の効果が十分に発揮されにくくなるおそれがあるでしょう。

そのほかにも、以下のような環境づくりを意識することが大切です。

  • 寝室の照明を就寝1時間前から暗めにする
  • 室温を快適に保つ(一般的に16〜26℃程度が目安とされている)
  • 就寝前のカフェイン摂取を控える
  • 激しい運動や熱いお風呂は就寝直前を避ける

薬の効果を最大限に活かすためにも、睡眠環境を整えることを意識してみてください。

参考:
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9424753/

正しいタイミングで服用する

デエビゴの効果を十分に引き出すためには、服用するタイミングが重要です。大切なポイントは「空腹時に、就寝直前に飲む」という2点です。

デエビゴは食事の影響を受けやすい薬であり、食後すぐに服用すると血中濃度のピークに達するまでの時間が遅延する可能性があります。添付文書でも、食事と同時または食直後の服用は避けるよう明記されているため、夕食後は時間をあけ、就寝直前に飲むことが望ましいでしょう。

また、服用するタイミングも効果に大きく影響します。デエビゴは服用後30分〜1時間程度で眠気が現れ、1〜2時間で血中濃度がピークに達するとされています。そのため、布団に入る直前に服用することで、眠気のピークを睡眠のタイミングに合わせやすくなるでしょう。

「飲んでもなかなか眠れない」と感じる場合は、食事と服用の間隔や、服用から就寝までの時間を見直してみることが改善のヒントになるかもしれません。

それでも効果を実感しにくい場合は、用量の調整も含めて医師へ相談してみてください。

他の睡眠薬を検討する

デエビゴを服用しても効果を感じにくい場合、他の睡眠薬への変更や併用を検討することも一つの選択肢です。

以下では、デエビゴ以外に検討されることがある代表的な睡眠薬の特徴をまとめました。

  • クービビック(ダリドレキサント)
    デエビゴと同じオレキシン受容体拮抗薬に分類される睡眠薬です。作用の仕組みはデエビゴと共通していますが、用量の設定や調整の幅が異なります。デエビゴで効果が不十分だった場合や、副作用が気になる場合に切り替えが検討されることがあります。
  • ロゼレム(ラメルテオン)
    体内時計に関わるメラトニン受容体に作用することで、自然な眠気を引き出す睡眠薬です。依存性が低く、比較的穏やかな効果が特徴のため、軽度の不眠や睡眠リズムの乱れが原因の不眠に向いているとされています。
  • ルネスタ(エスゾピクロン)
    脳の神経活動を抑えることで眠りを誘う、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。入眠困難だけでなく、熟眠障害にも働きかける効果が期待でき、より強い催眠作用が必要な場合に選ばれるケースがあります。

ただし、それぞれ作用の仕組みや適している不眠のタイプは異なります。

どの薬が自分に合っているかは、自己判断で変更するのではなく、医師へ相談したうえで検討するようにしましょう。

また、不眠症の治療薬については以下の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はあわせて参考にしてください。

【関連記事】不眠症の薬はどれがおすすめ?効果や副作用、服用時のポイントまで徹底解説


参考:
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060331
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071539
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00058527

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まとめ

本記事では、デエビゴの効果や効果時間、副作用から正しい服用方法まで解説しました。

デエビゴは、覚醒を促すオレキシンの働きをブロックすることで自然な眠りを促す睡眠薬です。入眠困難や中途覚醒だけでなく、早朝覚醒や熟眠障害にも一定の効果が期待できるため、さまざまなタイプの不眠に対応しやすい薬といえるでしょう。

一方で、傾眠や頭痛などの副作用が現れる場合もあります。服用後の運転やアルコールとの併用は避け、食事の影響を受けやすい薬であることを踏まえ、空腹時に就寝直前に服用することが大切です。

また、重度の肝機能障害がある方や他の薬を服用中の方は、必ず事前に医師へ相談するようにしてください。

デエビゴはあくまでも自然な眠りをサポートする薬であり、睡眠環境の整備や生活習慣の見直しと組み合わせることで、より高い効果を引き出しやすくなります。

「自分にデエビゴが合っているか不安」「どの睡眠薬を選べばいいかわからない」という方は、med.のオンライン診療を活用しながら、医師へ気軽に相談してみてください。

医薬品について

治療等の内容/治療等の期間及び費用
・レンボレキサントを服用する不眠症治療薬です。10錠 ¥2,700〜30錠6,000円(税込)

・ダリドレキサント塩酸塩を服用する不眠症治療薬です。10錠¥2,700〜30錠¥6,000(税込)
・ラメルテオンを服用する不眠症治療薬です。10錠 2,700円〜30錠3,810円(税込)

・エスゾピクロン2mgを服用する不眠症治療薬です。10錠 2,700円〜30錠3,810円(税込)

 

副作用
・デエビゴの主な副作用として、傾眠(うとうとすること)、頭痛、倦怠感、めまい、悪夢、睡眠麻痺(金縛り)、体重増加などが報告されています。

・クービビックの主な副作用として、傾眠(うとうとすること)、頭痛、めまい、疲労、悪夢などが報告されています。
・ラメルテオンの主な副作用として、めまい、頭痛、眠気、発疹、便秘、吐き気、倦怠感などが報告されています。

・エスゾピクロンの主な副作用として、味覚異常、眠気、頭痛、口渇、めまい、かゆみ、発疹などが報告されています。

 

お問い合わせ先
お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。