ニキビケアにおすすめの漢方薬7選|効果効能や注意点、日ごろからできるケアを解説

漢方
投稿:2026.04.27更新:2026.04.27
ニキビケアにおすすめの漢方薬7選|効果効能や注意点、日ごろからできるケアを解説

ニキビを繰り返すたびに外用薬を使っているものの、「一時的には落ち着くけれど、また同じ場所にできてしまう」といった症状に悩んでいませんか。

赤みや腫れを抑える外用薬はニキビへの即効性がある一方で、体質や生活習慣といった根本的な原因までは改善しにくいのが実情です。
そこで注目されているのが、漢方薬によるニキビケアです。

本記事では、漢方がニキビケアに用いられる理由をはじめ、ニキビのタイプや体質別に検討されることの多い漢方薬7選、服用時の注意点、生活習慣とあわせた対策までをわかりやすく解説します。

繰り返すニキビに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

ニキビは漢方で治る?市販の外用薬よりも漢方がおすすめな理由

現在、ニキビの治療というと、外用薬を使う方法が一般的です。
実際、赤く腫れたニキビや痛みを伴う場合には、外用薬を用いることで炎症を抑えやすく、短期間で見た目の改善を感じられるケースもあります。

そのため、「すぐにニキビを落ち着かせたい」という場面では、有効な選択肢といえるでしょう。
一方で、外用薬はあくまで皮膚表面の炎症や菌の増殖を抑えることを目的としており、体質や生活習慣といった背景要因まで改善するものではありません。

使用を続けるうちに効果を感じにくくなったり、副作用のリスクが気になったりする方もいます。
これに対し、漢方薬はニキビを「体のバランスの乱れによって現れる症状の一つ」と捉え、体質に働きかけることを目的として用いられることがあります。

冷え、血行不良、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど、ニキビの背景にある要因に目を向けることで、「ニキビができたら薬を使う」状態から、「そもそもニキビができにくい体」を目指す考え方です。
繰り返すニキビに悩んでいる場合、こうした視点から漢方を検討することも一つの方法といえるでしょう。

参考:https://www.kampoyubi.jp/learn/practice/10.html

ニキビケアにおすすめな漢方薬7選

漢方では、ニキビを単なる皮膚トラブルとしてではなく、体の内側のバランスの乱れが表に現れた状態と捉える考え方があります。
そのため、「同じニキビ」であっても、炎症の強さやできやすい部位、体質、併発する不調によって、適するとされる漢方薬は異なります。

たとえば、赤く腫れて痛みを伴うニキビ、繰り返しできやすいニキビ、ストレスや生理前後に悪化しやすいニキビなど、背景は人それぞれです。
漢方薬は、こうした違いを踏まえながら、体質や状態に合わせて検討される点が特徴といえるでしょう。

ここからは、ニキビケアに用いられることのある代表的な漢方薬を7つ紹介します。それぞれの特徴や期待される作用、注意点を確認しながら、自分の状態に合う選択肢を見つける参考にしてください。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

荊芥連翹湯は、ニキビや肌荒れに用いられることがある漢方薬です。
正しく服用することで、皮膚の炎症を穏やかにしながら、ニキビができにくい状態を目指す効果が期待できます。

荊芥連翹湯に含まれる主な生薬成分は、以下のとおりです。

  • 荊芥(けいがい)
  • 連翹(れんぎょう)
  • 防風(ぼうふう)
  • 黄芩(おうごん)
  • 黄連(おうれん)
  • 黄柏(おうばく)
  • 山梔子(さんしし) など

これらの生薬は、体にこもった熱や不要なものの排出を助け、炎症を抑える作用があるとされています。漢方では、ニキビや吹き出物は「熱」や老廃物が体内に滞ることで起こると考えられており、荊芥連翹湯はその背景に着目している点が特徴です。

処方の対象となるのは、顔や背中にニキビができやすい方、赤みや化膿を伴うニキビを繰り返している方、体力は比較的あり、肌トラブルが慢性化している方などです。

一方で、冷えが強い方や、胃腸が弱く下痢をしやすい場合には、体質に合わないこともあります。
副作用としては、胃部不快感や食欲不振、発疹などが報告されています。

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荊芥連翹湯

肌荒れしやすい方へ

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

十味敗毒湯は、赤く腫れたり、化膿を伴ったりするニキビに用いられることがある漢方薬です。
正しく服用することで、皮膚の炎症を抑え、ニキビの悪化を防ぐ効果が期待できます。

十味敗毒湯に含まれる主な生薬成分は、以下のとおりです。

  • 柴胡(さいこ)
  • 桔梗(ききょう)
  • 防風(ぼうふう)
  • 甘草(かんぞう)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 生姜(しょうきょう) など

これらの生薬は、炎症反応を穏やかにし、体内にたまった不要なものの排出を助ける作用があるとされています。漢方では、化膿や腫れを伴うニキビは、体の防御反応が過剰に働いた状態と捉えられることがあり、十味敗毒湯はその調整を目的として使用されるのが特徴です。

処方の対象となるのは、赤みや腫れを伴うニキビができやすい方、化膿しやすいニキビに悩んでいる方、比較的体力がある方などです。一方で、慢性的な冷えがある方や、胃腸が弱く下痢をしやすい場合には、体質に合わないこともあります。
副作用としては、食欲不振や胃部不快感、発疹などが報告されています。

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十味敗毒湯

肌荒れの初期症状に悩む方へ

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

清上防風湯は、顔を中心に赤く腫れたニキビや、炎症が強く出やすい場合に用いられることがある漢方薬です。
正しく服用することで、皮膚の炎症を鎮め、ニキビの悪化を抑える効果が期待されます。

清上防風湯に含まれる主な生薬成分は、以下のとおりです。

  • 防風(ぼうふう)
  • 黄芩(おうごん)
  • 黄連(おうれん)
  • 山梔子(さんしし)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 連翹(れんぎょう) など

これらの生薬は、体の上部にこもりやすい熱を冷まし、炎症を穏やかにする作用があるとされています。漢方では、顔にできるニキビは「上半身に熱が集まる」ことで起こりやすいと考えられており、清上防風湯はその状態に着目している点が特徴です。

処方の対象となるのは、顔に炎症性のニキビができやすい方、皮脂分泌が多く、ほてりを感じやすい方、比較的体力がある方などです。一方で、冷え性の方や、胃腸が弱く体力が低下している場合には、体質に合わないこともあります。
副作用としては、食欲不振や胃部不快感、発疹などが報告されています。

参考:https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/058.html

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

黄連解毒湯は、赤みやほてりを伴うニキビや、炎症が強く出やすい場合に用いられることがある漢方薬です。正しく服用することで、体にこもった熱を冷まし、皮膚の炎症を落ち着かせる効果が期待されます。

黄連解毒湯に含まれる主な生薬成分は、以下のとおりです。

  • 黄連(おうれん)
  • 黄芩(おうごん)
  • 黄柏(おうばく)
  • 山梔子(さんしし) など

これらはいずれも、体の余分な熱を冷まし、炎症を鎮める作用があるとされています。 処方の対象となるのは、赤く腫れたニキビができやすい方、のぼせやすく顔がほてりやすい方、ストレスがたまると肌トラブルが悪化しやすい方などです。

一方で、冷え性の方や、体力が低下している方、胃腸が弱い方には合わないこともあります。 副作用としては、胃部不快感や食欲不振、下痢などが報告されています。

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黄連解毒湯

顔が赤くなりのぼせやすい方へ

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

温経湯(うんけいとう)

温経湯は、冷えやホルモンバランスの乱れを背景としたニキビに用いられることがある漢方薬です。
正しく服用することで、血行を促しながら、肌状態の安定を目指す効果が期待できます。

温経湯に含まれる主な生薬成分は、以下のとおりです。

  • 当帰(とうき)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 桂皮(けいひ)
  • 呉茱萸(ごしゅゆ)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 牡丹皮(ぼたんぴ)
  • 人参(にんじん)
  • 甘草(かんぞう)
  • 阿膠(あきょう)
  • 麦門冬(ばくもんどう)
  • 半夏(はんげ)
  • 生姜(しょうきょう) など

これらの生薬は、体を温めて血の巡りを整えると同時に、乾燥しやすい体を内側からうるおす働きがあるとされています。

処方の対象となるのは、冷え性で手足が冷えやすい方、生理不順や生理前後にニキビが悪化しやすい方、肌の乾燥とニキビを繰り返しやすい方などです。一方で、体に熱がこもりやすい方や、胃腸が弱い方には合わない場合もあります。
副作用としては、胃部不快感や食欲不振、下痢などが報告されています。

参考:https://www.tsumura.co.jp/kampo-view/know/prescription/106.html

温清飲(うんせいいん)

温清飲は、冷えとほてりの両方がみられる体質の方が悩まされているニキビに用いられることがある漢方薬です。
正しく服用することで、血行を整えながら体にこもった熱を冷まし、肌の炎症を穏やかにする効果が期待されます。

温清飲に含まれる主な生薬成分は、以下のとおりです。

  • 当帰(とうき)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 地黄(じおう)
  • 黄連(おうれん)
  • 黄芩(おうごん)
  • 黄柏(おうばく)
  • 山梔子(さんしし) など

これらは、血の巡りを整える生薬と、体内の余分な熱を冷ます生薬を組み合わせた構成となっており、漢方における「血虚(けっきょ)」と「熱」が同時に存在する状態に用いられることがあります。

処方の対象となるのは、肌が乾燥しやすいのにニキビや赤みが出やすい方、ストレスや生活リズムの乱れで肌状態が不安定になりやすい方、生理前後にニキビが悪化しやすい方などです。

一方で、胃腸が弱い方や、体力が著しく低下している場合には、体質に合わないこともあります。 副作用としては、胃部不快感や食欲不振、下痢などが報告されています。

参考:https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/057.html

ニキビケアで漢方薬を飲む際の注意点

ニキビケアの一環として漢方薬を取り入れる場合は、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

漢方薬は「自然由来だから安全」「副作用がまったくない」というものではなく、体質や併用薬によっては不調が出ることもあるため、正しい知識を持って使用することが大切です。

以下では、具体的な注意点について詳しく見ていきましょう。

ほかの薬との飲み合わせを確認する

漢方薬をニキビケアに取り入れる際は、現在使用しているほかの薬との飲み合わせを事前に確認しておくことが大切です。

漢方薬は複数の生薬から構成されており、体質や併用薬の内容によっては、思わぬ不調が出る可能性もあります。
たとえば、同じ作用を持つ生薬や成分を含む薬を併用した場合、作用が強く出すぎてしまうことがあります。

また、ニキビ治療で外用薬や内服薬をすでに使用している場合、それらとの併用が問題ないかどうかを必ず医師に確認しましょう。
自己判断で併用を続けると、効果を感じにくくなるだけでなく、体調を崩す原因になることもあります。

市販の漢方薬であっても、服用前に薬剤師へ相談する、もしくは医師に現在使用している薬を伝えたうえで使用可否を確認することが大切です。

医師の診察を受けてからの利用がベター

ニキビケアを目的に漢方薬を使用する場合は、医師の診察を受けたうえで利用することをおすすめします。
漢方薬は市販でも購入できますが、「ニキビに効きそう」という理由だけで選ぶと、体質に合わず十分な変化を感じられないこともあるためです。

また、同じニキビであっても、炎症の強さやできやすい部位、冷えの有無、便秘や生理トラブルなどの背景によって、適切な処方は異なります。
医師の診察を受けることで、体全体の状態を踏まえたうえで、より適切な漢方薬を処方してもらえるでしょう。

さらに、ニキビが長期間改善しない場合や、急に悪化している場合には、他の皮膚疾患が隠れている可能性も否定できません。そのようなケースでは、自己判断で漢方薬を続けるよりも、まず原因を確認することが重要です。

市販薬から試す場合であっても、服用中に違和感が出たときや、数週間続けても変化を感じられないときは、早めに医師や薬剤師へ相談しましょう。専門家の判断を取り入れることで、より安全かつ適切なニキビケアにつながります。

漢方薬を使ったニキビケアに関するよくある質問

ここからは、漢方薬を使ったニキビケアについて寄せられやすい質問を取り上げ、それぞれわかりやすく解説します。

事前に疑問や注意点を整理しておくことで、漢方薬をより安心して取り入れやすくなるでしょう。
ニキビケアの選択肢を広げる参考として、ぜひ確認してみてください。

漢方薬は市販薬と処方薬のどちらが良い?

ニキビケアを目的に漢方薬を検討する際、「市販薬と処方薬のどちらを選べばよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

どちらにも選択肢としてのメリットはありますが、より自分の症状や体質に合ったものを選びたい場合は、処方薬のほうが適しているケースが多いといえます。

市販の漢方薬と医療機関で処方される漢方薬は、同じ名前であれば、基本的に配合されている生薬の種類自体は共通しています。
そのため、期待できる作用の方向性が大きく異なるわけではありません。

ただし、製品によっては生薬の配合量やバランスが異なる場合があり、症状の出方や体質によっては、効果の感じ方に差が出ることがあります。

特に、ニキビが慢性化している場合や、ニキビ以外にも冷えや生理不順、便秘などの不調を伴っている場合は、医師が全身の状態を踏まえて処方する医療用漢方のほうが、適切に選択されやすいでしょう。

参考:https://www.tsumura.co.jp/brand/kampo-introduction/about-kampo/

漢方薬でニキビが悪化することはある?

漢方薬の中には、体の巡りを整えたり、老廃物の排出を助けたりすることを目的としているものも少なくありません。
そのため、作用の過程で一時的にニキビが目立つように感じる場合があります。

このような変化は、体が反応している過程のため、単に「症状が悪化している」わけではないケースが多いでしょう。
ただし、すべての悪化が「好転反応」と考えられるわけではありません

服用を続けてもニキビが改善しない、強いかゆみや痛みを伴う、体調不良が出ているといった場合には、その漢方薬が体質に合っていない可能性も考えられます。
「何かおかしい」「明らかに悪化している」と感じた場合は、自己判断で我慢して飲み続けず、早めに医師や薬剤師へ相談することが大切です。

参考:https://www.mizdo.com/qanda/2556/

ニキビケア用の漢方薬をお探しなら「med.」へご相談を

ニキビがセルフケアで十分に改善しない場合は、医師の診察を受けることをおすすめしますが、「忙しくて病院に行けない」「ニキビでわざわざ病院にいくなんて」という方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、オンライン診療サービス「med.」がおすすめです。

med.なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方でも気軽にご利用いただけます。

ここからは、med.の特徴について詳しく見ていきましょう。

自宅で診察から処方薬の受け取りまで完結

med.の利用の流れは、以下の通りです。

  1. 希望の薬をカートに追加
  2. オンライン診療を受ける(5分程度)
  3. 診察後に処方薬を購入すると、自宅に届く

このように診察から薬の購入までを自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。

なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)。

通院するよりもコストを抑えられる

med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます(※1万円以下の場合は送料がかかります)。また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

オンライン診療実績が豊富な医師が土日祝日も23時まで診療

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察を行ったうえで、最適な処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。

さらに、土日祝日はもちろん、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.ではニキビの改善に効果が期待できる漢方薬を取り揃えております。

どの薬を使用すべきかお悩みの場合も、医師にご相談ください。

漢方服用と合わせて行うべきニキビ対策4つ

漢方薬は、ニキビができやすい体質に内側から働きかけることを目的として用いられますが、漢方だけに頼れば必ず改善するというものではありません
日々のスキンケアや生活習慣が乱れていると、せっかく体のバランスを整えようとしても、十分な変化を感じにくくなることがあります。

そこでここからは、漢方薬の服用と並行して意識したい、ニキビ対策の基本的なポイントを4つ紹介します。

どれも特別な道具や知識がなくても始めやすい内容なので、無理のない範囲から取り入れてみてください。内側と外側の両面からケアすることで、ニキビに悩まされにくい状態を目指しやすくなります。

正しいスキンケアを行う

ニキビケアに取り組む際は、正しいスキンケアの方法を押さえることが大切です。
まず、洗顔の際は、ニキビを早く治したいからといって、ゴシゴシと強くこするのは避けましょう。摩擦は肌への刺激となり、炎症を悪化させる原因になります。

洗顔料はしっかり泡立て、手でこすらず、泡で包み込むようにやさしく洗うことが大切です。また、洗い流す際は熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使うことで、皮脂の落としすぎを防ぎやすくなります。

洗顔後は、肌が乾燥しやすい状態になるため、適切な保湿も欠かせません。乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、結果としてニキビができやすくなることがあります。
化粧水や乳液は、刺激の少ないものを選び、必要以上に重ねすぎないよう注意しましょう。

肌に触れるものや刺激に気を遣う

ニキビができやすい状態の肌は、外部からの刺激に敏感になっています。
そのため、日常生活の中で肌に触れるものや刺激に気を使うことも重要です。

まず意識したいのが、「無意識に顔を触らない」ことです。
手には目に見えない汚れや雑菌が付着しており、頻繁に触れることでニキビ部分に刺激や菌が加わり、炎症が悪化するおそれがあります。かゆみや違和感があっても、できるだけ触らず、必要以上にいじらないよう心がけましょう。

また、タオルや枕カバー、シーツなど、肌に直接触れる寝具や布製品の清潔さも見落とせません。これらは皮脂や汗、ホコリが付着しやすく、汚れた状態が続くとニキビの悪化につながる可能性があります。こまめに洗濯し、清潔な状態を保つことが大切です。

さらに、マスクや髪の毛が頻繁にニキビ部分に触れる場合も、刺激や蒸れによって症状が悪化しやすくなります。マスクは定期的に交換し、髪が顔にかかりやすい方はまとめるなど、小さな工夫を心がけましょう。

このように、漢方薬による内側からのケアとあわせて、肌への刺激を減らす意識を持つことで、ニキビの改善をサポートしやすくなります。

正しい生活習慣を心がける

ニキビ対策では、漢方薬やスキンケアとあわせて、日々の生活習慣を整えることも欠かせません。
睡眠・ストレス・生活リズムの乱れは、ニキビの悪化と深く関係していると考えられているからです。

中でも重要なのが睡眠です。皮膚の修復やターンオーバーを助ける成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されるとされています。
そのため、睡眠時間が不足したり、就寝時間が不規則だったりすると、肌の回復が追いつかず、ニキビが治りにくくなる可能性があるのです。できるだけ毎日同じ時間帯に就寝し、質のよい睡眠を確保することを意識しましょう。

また、強いストレスが続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌の増加や炎症反応につながることがあります。完全にストレスをなくすことは難しいですが、軽い運動や入浴、趣味の時間を取り入れるなど、自分なりのリラックス方法を見つけることが大切です。
そのほか、夜更かしや不規則な食事、長時間のスマートフォン使用なども、生活リズムを乱す原因になります。

このように、漢方薬を使ってニキビケアに取り組む際は、生活習慣の見直しも大切であることを覚えておきましょう。

食生活を見直す

ニキビは、スキンケアや体質だけでなく、日々の食生活の影響を受けやすい症状の一つです。
漢方では、食生活の乱れは内臓の働きや体のバランスを崩す原因になり、それが肌トラブルとして表に現れると考えられています。

そのため、ニキビケアとして漢方薬を服用する場合は、食事内容の見直しもあわせて行うことが大切です。
まず、脂っこい食事や甘いもの、刺激の強い食品を摂りすぎると、体に余分な熱や負担がかかり、皮脂分泌の増加や炎症につながることがあります。外食や加工食品が多い方は、少しずつ頻度を減らすことから意識してみましょう。

一方で、ニキビの回復をサポートする栄養素として、ビタミン類の摂取は重要とされています。特に、皮膚の健康維持に関わるビタミンB群やビタミンCは、意識的に取り入れたい栄養素です。
野菜や果物、魚、豆類などをバランスよく組み合わせながら、無理なく栄養を補いましょう。

参考:https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/product/symptom/skin/nikibi.html

まとめ

ニキビは、外用薬で一時的に炎症を抑えるだけでは、繰り返してしまうことも少なくありません。
その点、漢方薬は体のバランスや体質に目を向け、「ニキビができにくい状態」を目指す選択肢として用いられることがあります。

ただし、即効性を期待するものではなく、一定期間継続しながら体調や肌状態の変化を見ていくことが大切です。
また、漢方薬は自然由来であっても、体質に合わない場合や飲み合わせによって不調が出ることもあります。
そのため、自己判断で選ばず、医師や薬剤師に相談しながら取り入れるとよいでしょう。

さらに、漢方薬の服用とあわせて、正しいスキンケア、生活習慣の見直し、食生活の改善など、日常の積み重ねも欠かせません。
繰り返すニキビに悩んでいる方は、セルフケアによる体質改善という視点も取り入れながら、自分に合ったケア方法を検討してみてください。

参考:https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/zasou2023.pdf

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉大洋(わたなべ ひろうみ)

医薬品について

本治療は自由診療です。

治療等の内容/治療等の期間及び費用
・荊芥連翹湯を服用するニキビ治療薬です。(1か月 ¥5,700〜)
・十味敗毒湯を服用するニキビ治療薬です。(1か月¥5,700〜)
・黄連解毒湯を服用する皮膚炎治療薬です。(1か月 ¥7,470〜)

 

副作用
・荊芥連翹湯の主な副作用として、発疹、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、下痢などが報告されています。
・十味敗毒湯の主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢などが報告されています。
・黄連解毒湯の主な副作用として、発疹、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などが報告されています。

 

お問い合わせ先
お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。