肌がきれいになる漢方薬とは?ニキビ・肌荒れに効くツムラのおすすめ処方

漢方
投稿:2026.03.18更新:2026.03.18
肌がきれいになる漢方薬とは?ニキビ・肌荒れに効くツムラのおすすめ処方

「スキンケアを頑張っているのに、ニキビが繰り返しできる」「肌のくすみや乾燥がなかなか改善しない」といったお悩みはありませんか?

肌表面のケアだけでは解決しないトラブルには、体の内側からアプローチする「漢方薬」が有効な場合があります。中でも、医療用漢方製剤として多くの実績を持つ「ツムラ」の漢方薬は、皮膚科や美容クリニックでも広く処方されています。

ツムラの漢方薬はドラッグストアなどで市販薬としても購入可能なものもありますが、漢方薬は単に症状だけでなく、個人の体質や状態に合わせて選ばなければ十分な効果が得られないこともあります。そのため、どの種類が肌の改善に適しており、どのような体質に合うかを把握することが大切です。

本記事では、漢方医学から見た肌トラブルの原因や、ニキビ・シミ・乾燥などの悩み別におすすめのツムラ漢方薬について詳しく解説します。肌をきれいにしたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

「漢方薬」でツムラが選ばれる理由

漢方薬といえば、「ツムラ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。漢方薬を扱うメーカーとしては、ほかにもクラシエやコタローなどがありますが、ツムラは医療用漢方製剤の国内シェアが84.6%(2025年3月末時点)で、多くの医療機関が処方している実績があります。

ツムラでは独自の管理基準「ツムラ生薬GACP」に基づき、生産ルールの策定(PLAN)、生産と記録(DO)、品質レビューと監査(CHECK)、改善(ACTION)というPDCAサイクルを徹底しています。

畑の土作りから製品になるまで、生薬の汚染や品質低下を防ぎ、安全で高品質な生薬を安定的に確保する仕組みが確立されているため、安心して服用できる漢方薬と言えるでしょう。

他メーカーとの違い

同じ名前の漢方薬(例:葛根湯など)であっても、メーカーによって生薬の配合比率や種類にわずかな違いがあることがあります。

また、形状にも違いがあります。他メーカー(クラシエやコタローなど)では飲みやすい「錠剤」タイプを展開している場合もありますが、ツムラの医療用漢方薬は基本的に「顆粒」タイプです。

これには理由があり、漢方薬は本来、生薬を煮出した「煎じ薬(液体)」として服用するものであり、その味や香りも効果の一部と考えられているからです。本来の煎じ薬に近い効果を再現するためにツムラでは顆粒タイプが採用されています。

一方、他メーカーの漢方薬には、錠剤など飲みやすさを重視したラインナップが用意されている場合もあり、「顆粒が苦手」「まずは手軽に試してみたい」という方に適しています。

医療機関での処方と市販薬が選べる

ツムラの漢方薬は、皮膚科などの医療機関で処方してもらえるほか、ドラッグストアなどで購入できる市販薬(一般用漢方製剤)も展開されています(※一部、医療用のみの処方もあります)。

「まずは市販薬で試してみて、効果を感じたら受診して医師に処方してもらう」といった使い方ができる点も、ツムラの漢方薬が身近で選びやすい理由の一つです。ただし、ツムラ以外の漢方薬を扱う医療機関もあるため、ツムラの漢方薬を処方してもらいたい場合は受診前に確認するといいでしょう。

ただし、市販の漢方薬は処方されるものよりも、有効成分の含有量が抑えられているケースが多くあります。そのため、市販の漢方薬ではしっかりと効果を感じられなくても、処方された漢方薬では効果を得られる可能性もあるでしょう。

参考:
https://www.tsumura.co.jp/ir/investor/about-tsumura/medical-herba-preparations/
https://medical.tsumura.co.jp/sites/default/files/resources/pdf/quality/index/PGA001.pdf
https://www.tsumura.co.jp/kampo-view/column/kvnews/1752.html

漢方医学における肌トラブルの原因

漢方医学では、肌の美しさは「内臓の鏡」とも言われ、胃腸などの内臓の状態や、生命活動を支える「気(き)・血(けつ)・水(すい)」のバランスによって決まると考えられています。

外側からのスキンケアだけでなく、漢方薬で内臓の働きを整え、血液循環を良くして老廃物を排出することが、美肌への近道となります。ここでは、肌トラブルを引き起こす主な漢方的な原因(邪気など)について解説します。

風邪(ふうじゃ)によるトラブル

風邪とは、風のように移動する性質を持つ邪気のことです。体表のバリア機能(衛気)が乱れ、内側の気血の流れが悪くなることで皮膚トラブルが生じます。

かゆみが一箇所にとどまらず移動したり、赤い発疹が出て、掻きむしることでかさぶたができたりするのが特徴です。アトピー性皮膚炎やニキビなどは、この風邪に加えて「湿」や「熱」が複雑にからむことで起こりやすくなります。

湿邪(しつじゃ)によるトラブル

外からの過度な湿気や、消化機能(脾)の不調によって、体内に余分な水分が停滞(水滞)することで生じます。

患部に水疱ができたり、ジュクジュクした状態になったりして、強いかゆみを伴うのが特徴です。蕁麻疹や湿疹、あるいはジュクジュクしたタイプのニキビなどは、この湿邪が関与していると考えられます。

熱邪(ねつじゃ)によるトラブル

外界からの熱や、ストレス・食事などで体内に生じた熱が、皮膚の赤みや腫れ、かゆみを引き起こします。

患部が熱を持ち、お風呂などで温めると症状が悪化するのが特徴です。熱が強いと化膿したり、逆に水分を奪って乾燥し、カサカサした皮膚炎になったりすることもあります。
赤ニキビのほか、口の渇きや、冷たいものを欲するといった症状が見られることもあります。

瘀血(おけつ)によるトラブル

寒さやストレス、血液循環の悪化により、血行が停滞して全身に栄養を含んだ血液が行き渡らない状態です。

血流が悪いため肌のターンオーバーが乱れ、シミやあざができやすくなったり、しもやけができたりします。肌色が暗く見えるのも特徴で、目の下のクマや、めまい、冷えのぼせ、生理不順などを伴うことが多いです。

ニキビ・炎症に効くツムラの漢方薬

ニキビや肌の炎症は、体の中にこもった「熱」や「毒素」が原因であることが多いです。症状に合わせて、解毒や排膿(膿を出す)作用のある漢方薬を選びます。

ツムラ6番:十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

赤ニキビや化膿しやすいニキビに適した漢方薬で、皮膚の赤みや腫れを発散させ、毒素を排出(解毒)する処方です。

江戸時代の外科医である華岡青洲が考案した、日本人の体質に合わせて作られた漢方薬としても知られており、化膿しやすい体質の方や、繰り返すニキビ、湿疹に効果が期待できます。

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ツムラ58番:清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

赤ニキビに効果的な漢方薬で、顔(上焦)にこもった余分な熱を冷まし、炎症を鎮める処方です。
顔が赤くなりやすい方や、脂性肌(オイリー肌)で炎症の強い赤ニキビができる方に適しており、特に若年層や男性のニキビ治療に用いられます。

ツムラ50番:荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

炎症を伴うニキビや、慢性化してしまったニキビに適した漢方薬で、体内の熱を冷まし、膿の排出を助け、炎症を鎮める働きがあります。

ニキビが治りにくく長引いている方、肌の色が黒い方、手足の裏に汗をかきやすいタイプ(解毒証体質)に適しています。また、鼻炎や扁桃炎を併発しやすい方にも向いています。

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ツムラ125番:桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

ニキビをはじめ、シミや肌荒れ全般の悩みに対応する漢方薬で、血の巡りを良くする「桂枝茯苓丸」に、いぼ・吹き出物を改善する生薬「薏苡仁(ヨクイニン)」を加えています。

ニキビのケアはもちろん、ニキビ跡の色素沈着やシミ、さらには肩こりや生理不順といった悩みも同時に抱えている方に適している場合もあります。そのような悩みがあることも、医師に相談してみましょう。

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シミ・くすみに効くツムラの漢方薬

シミやくすみは、血流の停滞(瘀血)や水分代謝の乱れ(水滞)が関係しています。巡りを良くする漢方薬が効果的です。

ツムラ25番:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

シミができやすい方や肌がくすんで暗く見える方に適した漢方薬で、「瘀血(おけつ)」を改善して滞った血を巡らせる処方です。
のぼせや赤ら顔がある方、生理痛が重い方などにも適しています。

ツムラ23番:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

色白で貧血気味の方や冷え症の方に適した漢方薬で、不足した「血」を補って血行を良くし、余分な水分を排出してむくみを取る処方です。
顔や手足がむくみやすい方に適しており、血行を良くすることで顔色を明るくし、シミの改善を助けます。

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乾燥・肌荒れに効くツムラの漢方薬

乾燥肌は「血」の不足により肌に栄養と潤いが行き届いていない状態です。内側から潤いを補う漢方薬を選びます。

ツムラ86番:当帰飲子(とうきいんし)

乾燥によるかゆみが強い方やカサカサした湿疹がある方に適した漢方薬で、不足した「血」を補い、肌に潤いを与えて乾燥を防ぐ処方です。
分泌物がなくカサカサした皮膚トラブルや、加齢による乾燥肌(老人性皮膚掻痒症)にも処方されることがあります。

ツムラ57番:温清飲(うんせいいん)

皮膚の色つやが悪く、カサカサしてのぼせるタイプの肌トラブルに適した漢方薬で、「血」を補いながら体内にこもった「熱」を冷ます作用があります。
乾燥しているのに赤みやかゆみを伴う場合やアトピー傾向がある場合に適しています。

美肌効果を高める生活習慣

肌をきれいに整えるためには、日々の生活習慣を整えることも大切です。具体的にどのような習慣を見直すべきかについて解説します。

腸内環境を整える

腸内環境を整えることは、肌をきれいにするために重要です。
便秘で腸内に便が長くとどまると、腸内環境が乱れやすくなり、そこで生じた有害物質が腸壁を通して吸収されることがあります。これらの物質が血流を介して全身に巡ることで、ニキビや吹き出物、肌荒れの一因になると考えられています。

腸内環境を整えるためには、ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品を積極的に摂り、善玉菌を増やすことが効果的です。あわせて、野菜や海藻、きのこ類などの食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂ることで、善玉菌の働きを助けることができます。

便秘がちな場合の対策方法については、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
便秘対策の完全ガイド|生活習慣の改善からつらい時の対処法まで

睡眠を十分にとって肌のターンオーバーを促す

傷ついた肌の修復や再生は、寝ている間に行われます。特に、入眠直後の約90分間に最も多く分泌される「成長ホルモン」は、肌のターンオーバーを促す重要な役割を担っています。

睡眠不足が続くとこのターンオーバーが乱れ、古い角質が残って肌がゴワついたり、シミが排出されにくくなったりします。

就寝の数時間前に入浴を済ませ、体温が下がってくるタイミングで布団に入るとスムーズに入眠できます。また、寝る直前までスマートフォンなどのブルーライトを見ると脳が覚醒してしまうため、就寝前は控えるようにしましょう。

バランスの取れた食事をする

漢方薬で体のバランスを整えるのと同時に、肌の材料となる栄養素を食事からしっかり摂取することも不可欠です。

皮膚や筋肉を作る主成分であるタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)は、不足すると肌のハリが失われてしまうため、毎食意識して摂取しましょう。また、皮脂のバランスを調整し、肌のターンオーバーを助けるビタミンB群(豚肉、レバー、玄米など)は、特にニキビが気になる方におすすめです。

さらに、コラーゲンの生成を助け、メラニンの生成を抑える抗酸化作用があるビタミンC(緑黄色野菜、果物など)も積極的に取り入れたい栄養素です。

これらに加え、血液やリンパの巡りを良くするためには、こまめな水分補給も大切です。冷たい水ではなく、常温の水や白湯を選ぶと内臓を冷やさずに水分を補給できます。

漢方薬を服用する際の注意点

肌のために漢方薬を服用する場合は、以下の注意点を把握しておきましょう。

効果が出るまでの期間

漢方薬の中には即効性があるものもありますが、肌質改善を目的とする場合は、継続して服用する必要があります。

ターンオーバーは約4週間(28日)と言われていますが、加齢やストレスにより遅くなる傾向があります。まずは数ヶ月を目安に服用を続けてみましょう。

副作用と好転反応

漢方薬は自然由来ですが、副作用がないわけではありません。発疹、胃部不快感、下痢などが起こる場合があります。

また、飲み始めに一時的に症状が悪化したように見える「瞑眩(めんげん)」と呼ばれる好転反応が起こることもあります。ただし、これは必ずしも全員に起こるわけではありません。

もし服用中に体に異変を感じたら、自己判断せずに医師や薬剤師に相談してください。

参考:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seisankenkyu/59/2/59_2_124/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/65/2/65_79/_pdf

肌をきれいにしたいならオンライン診療サービス「med.」で相談

スマホで診察 お薬とどく

漢方薬は自分に適したものを選ぶことが難しいため、医師に相談することをおすすめします。しかし、「受診する暇がない」「近くに漢方を処方してくれるクリニックがない」といった方もいらっしゃるでしょう。

オンライン診療サービス「med.」なら、オンラインで診察から処方まで完了するので、手間がかからず忙しい方にもおすすめです。

med.の特徴について詳しく解説します。

自宅で診察から処方薬の受け取りまで完結

med.の利用の流れは、以下の通りです。

  1. 希望の薬をカートに追加
  2. オンライン診療を受ける(5分程度)
  3. 診察後に処方薬を購入すると、自宅に届く

このように自宅ですべて完結できるため、移動する必要がなく、待ち時間も最小限にできます。また、人に見られる可能性もないため、プライバシーに関する心配もありません。

なお、お薬は決済完了後すぐにヤマト運輸で発送手続きが行われます。当日15時までに決済が完了している場合は即日発送、15時以降に決済した場合は翌日発送です。(※ご注文受付状況、天候や年末年始などの配達状況により遅れが生じる場合もございます)

通院するよりもコストを抑えられる

med.では、診察料や処方料がかからず、薬代のみで処方薬を購入できます。(※1万円以下の場合は送料がかかります)また、通院する必要がないため、交通費も必要ありません。

オンライン診療実績が豊富な医師が土日祝日も23時まで診療

med.は「SBC湘南美容クリニック」と提携しており、医師が診察し、最適な処方を提案してくれます。また、オンラインでは不安な場合や、医師が必要だと判断した場合は、対面診察も受けられます。

また、土日祝日も診察を受けられ、9時~23時まで受診できるため、忙しい方も無理なく診察を受けられます。

なお、med.では肌の改善に効果が期待できるツムラの漢方薬を取り揃えております。

また、西洋薬の内服薬や外用薬もご用意しておりますので、どの薬を使用すべきかお悩みの場合も、医師にご相談ください。

まとめ

ツムラの漢方薬は、長年の実績と確かな品質管理により、多くの医療現場で信頼されています。ニキビ、シミ、乾燥など、それぞれの肌悩みに合った漢方薬を選ぶことで、トラブルを繰り返さない健やかな肌を目指すことができます。

生活習慣の見直しと合わせて、ぜひ漢方薬を取り入れたスキンケアを始めてみてください。

この記事の監修医師

SBC湘南美容クリニック 医師

渡邉大洋(わたなべ ひろうみ)

医薬品について

治療等の内容/治療等の期間及び費用

・十味敗毒湯を服用する蕁麻疹、急性湿疹治療薬です。(15日¥2,850〜)

・荊芥連翹湯を服用するにきび治療薬です。(1か月 ¥5,700〜)

・桂枝茯苓丸加ヨクイニンを服用する月経不順、血の道症、にきび、しみ、手足のあれ治療薬です。(1週間¥1,995〜)

・当帰芍薬散を服用する更年期障害治療薬です。1か月¥8,550〜

副作用

・十味敗毒湯の主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢などが報告されています。

・荊芥連翹湯の主な副作用として、発疹、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、下痢などが報告されています。

・桂枝茯苓丸加ヨクイニンの主な副作用として、発疹、蕁麻疹、腹部膨満、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、体がだるいなどが報告されています。

・当帰芍薬散の主な副作用として、発疹、かゆみ、体がだるい、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、肝機能異常(AST、ALT等の上昇)などが報告されています。

・当帰芍薬散の「肌治療」は添付文書に記載のない適応外使用を指します。

・当帰芍薬散は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。

・当帰芍薬散が、医療用医薬品の散剤として筋肉が一体に軟弱で披露しやすく、腰脚の冷えやすいものの貧血、倦怠感、更年期障害などで厚生労働省に承認されています。肌治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。

・当帰芍薬散が諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として肌治療を目的とした使用は承認されていません。

そのため、重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

お問い合わせ先

お問い合わせはmed.カスタマーサポートまで。