エスゾピクロン錠は、ルネスタ錠のジェネリック医薬品で、「GABA受容体作動薬」に分類される不眠症の治療薬です。

脳に広く分布し、興奮を抑えてリラックス効果をもたらす神経伝達物質「GABA」に作用することで脳の活動を抑え、寝付きの改善と睡眠の持続を助けます。

不眠症（寝付きの改善、中途覚醒の減少、睡眠の維持）

個人差はありますが、服用後1時間以内に眠気を感じ始めます。体内の血中濃度の半減期である約5時間を経過すると効果が消失していきます。
他の睡眠薬と比較すると作用時間が短いことから「超短時間型」に分類されます。

半減期とは：
薬の血中濃度が最も高い状態から半分になるまでの時間のこと。半減期が短いほど薬の作用時間が短い傾向にあり、翌朝の眠気や副作用が少なくなるとされています。
そのため、寝つきが悪い方は半減期の短い睡眠薬を選ぶことで翌朝の眠気や副作用を軽減できます。
一方、中途覚醒や早朝覚醒でお悩みの方は、半減期が長い睡眠薬を選ぶことで睡眠の質を改善できる可能性があります。
どの睡眠薬を選ぶべきかはそれぞれの症状や状態によって異なりますので、オンライン診療時に医師へご相談ください。

1日1回1錠（2mg）を就寝前に服用します。

就寝前に飲み忘れた場合は、翌朝起きる時間までかなり時間があれば、1回分を飲んでもかまいません。決して2回分を一度に服用しないでください。

主な副作用として、味覚異常、眠気、頭痛、口渇、めまい、かゆみ、発疹などが報告されています。
まれに肝機能障害、呼吸抑制、もうろう状態、夢遊症状、悪夢、健忘、依存性などが起こることがあります。

翌朝以降も眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が残ることがあるため、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。

また、エスゾピクロン錠には依存性（習慣性）があるため、長期連用や自己判断での増量は控えてください。

以下の薬剤との併用には注意が必要です。

・アルコールとの併用は中枢神経抑制作用が増強されるため厳禁です。
・他の中枢神経抑制剤（抗不安薬、バルビツール酸系薬剤など）との併用には注意が必要です。
・CYP3A4阻害薬（イトラコナゾール等）は作用を増強、CYP3A4誘導薬（リファンピシン等）は作用を減弱させる可能性があります。

服用中の薬がある場合は、必ず医師にご相談ください。

Q：エスゾピクロン錠の依存性（習慣性）について教えてください
A：エスゾピクロン錠は習慣性医薬品に指定されており、長期間の連用により依存性（やめることが困難になる状態）が生じることがあります。医師の指示に従い、自己判断での増量や中止は避けてください。

Q：エスゾピクロン錠は市販されていますか？
A：エスゾピクロン錠は医師の診断と処方が必要な処方箋医薬品のため、市販されていません。
med.では、湘南美容（SBC）の医師によるオンライン診療で処方を受けることが可能です。
※診療結果によっては処方できない可能性もございます。