美容外用薬（塗り薬）とは

美容外用薬（塗り薬）とは、肌や粘膜などの体の表面に直接塗布することで、さまざまな肌トラブルの改善や美肌の維持を目指す医薬品です。効果は配合成分によって異なりますが、主にシミ・シワの改善や、炎症抑制、かゆみ止めといった効果が期待できます。

一般的な薬局等で購入できる医薬部外品や化粧品とは異なり、厳格な基準のもとで製造・販売され、効果や安全性が科学的に検証されているため、より確実な効果が期待できます。多くの場合、医師による処方が必要です。
※未承認医薬品及び適応外処方の医薬品も取り扱っております。

美容外用薬（塗り薬）の主な種類と効果

シミ・シワの改善

シミやそばかすの改善にはハイドロキノンやトレチノインが配合された美肌外用薬が効果的です。ハイドロキノンはメラニンの生成を抑え、トレチノインは肌のターンオーバーを促進する作用により、シミを薄くする効果が期待できます。
また、トレチノインはコラーゲンの生成を促すため、肌のハリを高め、小じわを改善する効果も期待できます。

乾燥・かゆみ・肌荒れの改善

乾燥によるカサつきや肌荒れには、保湿効果のあるヘパリン類似物質を配合したヒルドイドなどの使用が効果的です。肌のバリア機能を補い、外部刺激から皮膚を守ります。
また、かゆみやあせも、かぶれなどの症状が強い場合は、抗炎症作用のあるステロイド外用薬（リンデロンV軟膏やロコイドクリームなど）が適応となる場合があります。

口内炎・ヘルペス・帯状疱疹の治療

口内炎や舌の炎症を抑えるには、ステロイド性の抗炎症薬の使用が効果的です。患部に直接塗布する軟膏タイプや、患部に貼り付けるパッチタイプなどがあります。
また、ヘルペスや帯状疱疹には、ヘルペスウイルスの増殖を抑えるビダラビンなどの抗ウイルス薬の使用が効果的です。口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって唇の周りに水ぶくれや痛みを生じるもので、軽度であれば塗り薬か飲み薬での対処が可能です。

多汗症・汗対策

脇や手の多汗症には、ラピフォートワイプやアポハイドローションなど、汗の分泌を抑える外用薬が効果的です。使いやすい拭き取りタイプやローションタイプがあり、生活スタイルや使用部位に合わせて選べます。

med.のオンライン診療・処方

med.では、湘南美容（SBC）の医師によるオンライン診療で美容外用薬（塗り薬）の処方を受けることが可能です。自宅にいながら医師の診断を受けられるため、忙しい方や通院が困難な方に便利です。

どれを選べばよいかわからない場合は、まずは無料のオンライン相談をご利用ください。