FAGA（女性男性型脱毛症）とは

FAGA（Female Androgenetic Alopecia：女性男性型脱毛症）は、女性に多く見られる脱毛症の一つです。 症状としては、生え際の後退というよりも、分け目が目立つ・髪全体のボリュームが減るといった形で現れることが多いです。

FAGAの原因は、女性ホルモンの減少や乱れ、生活習慣、ストレスなど、複数の要因が関与しています。

FAGAの原因と治療法

FAGAの原因は多岐にわたりますが、主なものとして以下の要因が考えられます。

女性ホルモンの減少

加齢や更年期に伴い、女性ホルモン（エストロゲン）が減少すると、男性ホルモンの影響が相対的に強まり、FAGAを引き起こしやすくなります。このような原因に対しては、女性ホルモンを補うホルモン補充療法や、男性ホルモンの働きを抑えるお薬の服用が効果的です。また、ミノキシジルなどの発毛促進薬の使用も有効です。

※ミノキシジルは女性用として1％配合の外用薬が国内承認されています。5%配合の外用薬は国内未承認薬です。

遺伝的要因

FAGAの発症には、遺伝的な要素が関与する場合もあると考えられています。遺伝的要因に直接介入することは難しいですが、必要に応じて薬物療法や育毛ケアを行うことがおすすめです。

生活習慣の乱れ

睡眠不足、偏った食生活、過度なストレス、喫煙、過度の飲酒などは、ホルモンバランスを崩し、FAGAを悪化させる可能性があります。こうした場合には、まず生活習慣の改善が必要です。
また、必要な栄養を届けるためのサプリメントの摂取なども有効です。

その他

過度なダイエット、甲状腺の病気、自己免疫疾患、薬剤の副作用などもFAGAの原因となることがあります。

med.のオンライン診療・処方

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