ラメルテオン錠は、ロゼレム錠のジェネリック医薬品で、「メラトニン受容体作動薬」に分類される不眠症の治療薬です。

有効成分のラメルテオンが睡眠に深く関わる「メラトニン」というホルモンに働きかけることで、睡眠と覚醒の体内リズムを整え、入眠を促します。依存性が少ないとされ、長期服用にも適した睡眠薬です。作用時間が比較的短く、翌朝への持ち越しが少ないのが特徴です。

睡眠と覚醒の体内リズムを整える

布団に入ってもなかなか寝付けない「入眠困難」や、睡眠リズムを整えたい方に効果があります。
ラメルテオン錠は「体内時計を整える」作用が主であり、効果を実感し始めるまでに2～4週間ほどかかる場合があります。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と異なり、記憶障害や依存性、耐性がほとんど認められません。

1日1回1錠（8mg）を就寝前に服用します。

・食後に服用すると効果が弱まる可能性があるため、食事と同時または食直後の服用は避けてください。
・就寝前に飲み忘れた場合は、翌朝起きる時間までかなり時間があれば、1回分を飲んでもかまいません。決して2回分を一度に服用しないでください。

主な副作用として、めまい、頭痛、眠気、発疹、便秘、吐き気、倦怠感などが報告されています。
また、重大な副作用として、アナフィラキシー（頻度不明）などが報告されています。

翌朝以降も眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が残ることがあるため、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。

以下の薬剤との併用には注意が必要です。

・フルボキサミンマレイン酸塩（ルボックス、デプロメール等）：ラメルテオンの血中濃度が大幅に上昇し、副作用リスクが高まります。
・抗真菌薬（フルコナゾール、ケトコナゾール等）：ラメルテオンの作用が強く出る可能性があります。
・リファンピシン（結核治療薬）：作用が減弱する可能性があります。
・アルコール：中枢神経抑制作用が増強し、注意力・集中力がさらに低下することがあります。

服用中の薬がある場合は、必ず医師にご相談ください。

Q：ラメルテオン錠と他の睡眠薬との違いは？
A：ラメルテオン錠は、メラトニン受容体作動薬に分類されるお薬で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と比較すると依存性や耐性が少なく、記憶障害や運動障害のリスクが低いのが特徴です。体内時計（概日リズム）を整えることで自然な睡眠リズムをサポートします。

Q：ラメルテオン錠は市販されていますか？
A：ラメルテオン錠は医師の診断と処方が必要な処方箋医薬品のため、市販されていません。
med.では、湘南美容（SBC）の医師によるオンライン診療で処方を受けることが可能です。
※診療結果によっては処方できない可能性もございます。