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低用量ピル トリキュラー28
避妊や生理痛の緩和、生理不順・PMSの改善に有効。ホルモン量が3段階で調整された「3相性」タイプで、自然なホルモンバランスを維持できる低用量ピルです。
※原則、40歳以上の方への処方はできません。
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お薬情報
自然なホルモン周期に近い「3相性ピル」
トリキュラー錠28は、配合されるホルモンの量が異なる3種類の錠剤が1シートにまとめられた「3相性」タイプの低用量ピルです。ホルモンの変化を段階的にすることで、急激な変動を避け、自然な生理周期に近いホルモン状態に近づけることができる点が特徴です。
適切な服用による高い避妊効果
排卵を抑え、子宮内膜が薄い状態をキープし、さらに頸管粘液を変化させて、精子が子宮頸管の中を通過しにくい状態にする作用により妊娠を防ぎます。継続的に正しく服用すれば、避妊成功率90%以上の高い避妊効果を得ることができます。ただし、飲み忘れや不規則な服用があると効果は下がります。
PMSや月経困難症の改善にも
ホルモンバランスを整え、安定させる作用は、PMS(月経前症候群)や生理中の腹痛・腰痛・吐き気など、月経困難症の症状緩和にも効果が期待されます。生活に支障をきたすほどの不調がつらい方にとって、その負担を低減する選択肢のひとつとなっています。
効果効能
避妊、月経困難症、PMS(月経前症候群)、生理不順
用法・用量
■トリキュラー錠28の服用方法■
月経開始日から飲み始め、1日1回1錠をなるべく一定時刻に水またはぬるま湯で服用します。
赤褐色の錠剤を6日間、 続いて白色の錠剤を5日間、その後淡黄褐色の錠剤を10日、最後の7日間で偽薬のプラセボ、合計28日間連続で服用してください。
■飲み忘れた場合■
・翌日までに気づいた場合(飲み忘れが1日の場合)
飲み忘れた1錠をすぐに服用し、当日分も通常通り定刻に服用します。なお、飲み忘れた周期では妊娠の可能性が高くなるため、その期間中は他の避妊法を併用してください。
・2日以上連続して飲み忘れた場合
服用を中止し、次の月経の開始日まで待ってから、新しいシートで服用を再開します。トリキュラー28を飲んでいない期間は、必ず別の避妊法で対応しましょう。
※飲み忘れた場合は、医師へご相談ください。
リスク・副作用等及び注意点
主な副作用として、軽度の吐き気、乳房の張り、軽度の出血などの報告があります。いずれも継続して服用しているうちに消失するとされています。
また、重大な副作用として下記のような症状が現れた場合、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には使用をやめて、医師へご相談ください。
・〈救急医療機関の受診が必要な症状〉突然の足の痛み・腫れ、手足の脱力・まひ、突然の息切れ、押しつぶされるような胸の痛み、激しい頭痛、舌のもつれ・しゃべりにくい、突然の視力障害(見えにくいところがある、視野が狭くなる)など[血栓症]
・〈医師の診療が必要な症状〉足の痛み・腫れ・しびれ・発赤・ほてり、頭痛、嘔吐(おうと)・吐き気など[血栓症]
【医薬品について】
レボノルゲストレル、エチニルエストラジオールを服用するPMS、月経困難症の治療です。
まずは3か月以上の服用をお試しください。
3か月¥10,518〜(税込)
※効果が実感できるまでには継続的な服用が必要であり、その期間にも個人差がございます
レボノルゲストレル、エチニルエストラジオールの『 PMS、月経困難症治療』は添付文書に記載のない適応外使用を指します。
当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。
レボノルゲストレル、エチニルエストラジオールが、医療用医薬品の内服薬として避妊治療目的で厚生労働省に承認されています。
PMS、月経困難症治療を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。
レボノルゲストレル、エチニルエストラジオールは、諸外国でも処方箋医薬品、一般用医薬品として PMS、月経困難症治を目的とした使用は承認されていません。
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
飲み合わせ・併用禁忌
■トリキュラー錠28の併用注意薬■
以下の薬は、トリキュラー錠28と同時に服用すると相互作用により薬の効果を増強または減弱させるおそれがあるため注意が必要です。
※下記はすべての併用注意薬を記載したものではありません。現在治療中の疾患がある場合や他の薬を服用している場合は、必ず医師にお伝えください。
・副腎皮質ホルモン剤(プレドニゾロンなど)
・三環系うつ剤(イミプラミンなど)
・パーキンソン病治療薬(セレギリン塩酸塩)
・免疫抑制剤(シクロスポリン)
・喘息治療薬(テオフィリン)
・抗結核薬(リファンピシン)
・抗てんかん薬(バルビツール酸系・ヒダントイン系)
・精神刺激薬(モダフィニル)
・抗生物質(テトラサイクリン系・ペニシリン系)
・子宮内膜症治療薬(Gn-RH誘導体)
・HIVプロテアーゼ阻害薬
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬
・解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)
・抗真菌薬(フルコナゾール・ボリコナゾールなど)
・血糖降下薬
・モルヒネ、サリチル酸 など
■その他の注意が必要な食品など■
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
よくある質問
Q:トリキュラー錠28のジェネリック医薬品はありますか?
A:「ラベルフィーユ」がトリキュラーのジェネリック医薬品(後発品)として販売されています。
Q:トリキュラー錠28によって生理を早めたり遅らせたりできますか?
A:トリキュラー28は、黄色い錠剤(淡黄褐色)を追加または減らすことで、生理のタイミングを調整することが可能です。ただし、生理日移動のための服用は不正出血などが起こりやすくなるため、必ず医師の指示のもとで行ってください。
Q:トリキュラー錠28によって体重が増えることはありますか?
A:トリキュラー28などの低用量ピルは、服用によりまれに体重が増加することがあります。副作用の発現には個人差がありますが、トリキュラーの服用による体重増加の発生頻度は1~5%未満とされています。
Q:トリキュラー錠28はいつ飲み始めますか?
A:月経初日(開始日)から服用を開始してください。開始日以外から飲み始めた場合、すぐの避妊効果が期待できないため、医師へご相談ください。
Q:トリキュラー錠28の錠剤の色の意味・違いは?
A:赤褐色・白・淡黄褐色の順にホルモン量が3段階に調整されており、最後の7日間に服用する7錠(白色)は、服用の習慣化を促すためのプラセボと呼ばれるホルモン成分を含まない偽薬です。
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