大建中湯（だいけんちゅうとう／処方薬）【ツムラ】

おなかの張りをやわらげ、腹痛、便秘、下痢などの胃腸症状の改善が期待できる漢方薬です。冷えやすい体質や胃腸が弱い方に適しています。

¥ 1,995 3,990 7,980 (税込)

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お薬情報

おなかが張って苦しいときに用いられる漢方薬です。冷えが原因でおなかを壊しやすい、胃腸の調子が悪くなりやすい方に適しています。

おなかが冷えると、胃腸の動きが悪くなり、ガスが腸内に溜まりやすくなります。ひどい場合は腹痛になることも。

大建中湯は、血流を良くして胃腸を温めることで腹部の冷えや痛み、腹部膨満感（おなかの張り）、便秘や下痢といった消化器症状を改善する効果が期待できます。

■大建中湯【ツムラ】の成分■
乾姜（カンキョウ）、人参（ニンジン）、山椒（サンショウ）、膠飴（コウイ）

効果効能

腹が冷えて痛み、腹部膨張感（お腹の張り）のあるもの：
お腹の冷え・痛み・張り、冷えによる便秘・下痢・消化不良

用法・用量

■大建中湯の服用量の目安■
1日3回、1回1包を水またはお湯で服用してください。
※ただし、年齢、体重、症状により適宜増減されることがあります。
※妊娠中や授乳中の方、他の薬を服用中の方は、必ず事前に医師にご相談ください。

■大建中湯の服用のタイミング■
食前または食間に服用します。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
※食前とは食事の30分前、食間とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。

■飲み忘れた場合■
1日3回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。3回分を一度に服用することは避けてください。

リスク・副作用等及び注意点

■大建中湯の主な副作用■
主な副作用として、発疹、蕁麻疹、腹部膨満、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、体がだるいなどが報告されています。

また、まれに重篤な副作用が現れることがあります。以下の症状が現れた際はすぐに服用を中止し医師へ相談してください。
・発熱、から咳、息切れ、呼吸困難［間質性肺炎］
・体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる［肝機能障害、黄疸］

■服用時の注意点■
大建中湯は以下の方には適さない場合があります。服用前に必ず医師に相談してください。
・肝機能障害をお持ちの方

飲み合わせ・併用禁忌

大建中湯の飲み合わせで併用禁忌となる医薬品はありませんが、糖尿病治療薬（α-グルコシダーゼ阻害薬など）との併用で副作用が強く出る可能性があるため、注意が必要です。

また、現在治療中の疾患がある場合や他の薬を服用している場合は、必ず医師に相談してください。

よくある質問

Q：自律神経の乱れを整える効果はありますか？
A：大建中湯は直接的に自律神経の乱れを整えることを目的としたお薬ではありません。ストレスや自律神経の乱れによる胃腸の不調の改善には、桂枝加芍薬湯が用いられます。また、自律神経の乱れを整え、イライラや興奮を抑える目的の漢方薬としては、抑肝散、加味逍遙散などが挙げられます。

Q：大建中湯を長期服用しても大丈夫ですか？
A：医師の指導のもとで適切に服用していれば、長期間（数ヶ月程度）継続して服用しても基本的には問題ありません。ただし、1か月以上服用しても効果が見られない場合や体調に異変を感じた場合は、服用を中止し、医師にご相談ください。

Q：大建中湯で痩せることはできますか？
A：大建中湯には直接的なダイエット効果は認められていません。ダイエット効果が期待できる漢方薬として、肥満の原因や体質に応じて、防風通聖散、防已黄耆湯、大柴胡湯などが選ばれます。

Q：大建中湯と酸化マグネシウムは併用できますか？
A：便秘やお腹の張りなどの症状に対して、医師の指導のもとで併用されることがあります。酸化マグネシウムは腸内の水分量を増やして便を柔らかくし、排便を促す作用があります。ただし、併用することで下痢などの副作用が出やすくなることがあるため、注意が必要です。