■ガスターD錠の効果■
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血（消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による）、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群

また、下記疾患による胃粘膜病変（びらん、出血、発赤、浮腫）の改善、急性胃炎や慢性胃炎の一時的な悪化

■効果が現れるまでの時間■
服用後、約1時間程度で胃酸分泌抑制作用が現れ、その後12時間程度持続します。

1日2回、1回1錠を朝食後・夕食後または就寝前に水または白湯で服用します。

※ただし、年齢、体重、症状により適宜増減されることがあります。
※飲み忘れた場合は、1回飛ばして次の服用時間に1回分を服用してください。決して2回分を一度に服用しないでください。

主な副作用として、発主な副作用として、発疹・皮疹、じん麻疹、顔面浮腫、便秘、下痢、月経不順、女性化乳房などが報告されています。

また、下記の症状は、まれに発症する重大な副作用の初期症状である可能性があります。これらの症状が出た際は、すぐに使用をやめ、医師にご相談ください。

・呼吸困難、顔面や咽頭の腫れ、蕁麻疹、全身紅潮 [ショック、アナフィラキシー]
・全身倦怠感、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱 [再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少]
・発熱、食欲がない、赤い発疹 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症]
・AST・ALT等の上昇、黄疸 [肝機能障害、黄疸]
・筋肉痛、脱力感、褐色の尿 [横紋筋融解症]

※上記はすべての副作用を記載したものではありません。気になる症状が出た場合は、医師にご相談ください。

ガスターD錠と、併用禁忌となる薬剤はありませんが、アゾール系抗真菌薬「イトラコナゾール」との併用には注意が必要です。ガスターD錠の胃酸抑制作用が、薬剤の吸収を低下させることがあります。

また、現在治療中の疾患がある場合や他の薬を服用している場合は、必ず医師に相談してください。

Q：ガスターD錠とガスター10の違いは何ですか？
A：どちらも主成分は、胃酸の分泌を抑える働きがある「ファモチジン」ですが、ガスターD錠は、医師の処方箋が必要な医療用医薬品で、ガスター10は市販薬（第1類医薬品）です。また、ファモチジンの含有量も異なります。

Q：ガスターD錠とレバミピドの飲み合わせは？
A：通常、併用は可能とされていますが、体質や既往歴によって異なるため、併用を希望する場合は事前に医師にご相談ください。

Q：ガスターD錠は二日酔いにも効果がありますか？
A：二日酔いの全症状（頭痛やだるさなど）に効果があるわけではありませんが、二日酔いによる胃もたれやむかつき、吐き気の緩和に使われることがあります。