以下のような消化器症状の緩和：
吐き気、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部の不快感、腹痛、胸やけ、曖気

特に、下記の疾患および薬剤投与時に有効
・慢性胃炎、胃下垂症、胃切除後症候群
・抗がん剤またはパーキンソン病の薬（レボドパ製剤など）の投与時

1回1錠を1日3回、食前に服用します。

※ただし、年齢、体重、症状により適宜増減されることがあります。
※飲み忘れた場合は、1回飛ばして次の服用時間に1回分を服用してください。決して2回分を一度に服用しないでください。

以下の症状が出た際には使用を中止してカスタマーサポートへご連絡ください。

■︎主な副作用■︎
下痢、便秘、腹部の張りや不快感、お腹がゴロゴロ鳴る、腸痙攣、動悸、QT延長、肝機能異常（AST・ALT・γ-GTP・LDH・ALP・ビリルビンの上昇）、女性化乳房（乳首が膨らむ、乳汁がでる）、プロラクチン（ホルモン値）の上昇、口渇、蕁麻疹、発疹、かゆみなど

■︎重大な副作用■︎
主な副作用のほか、ごく稀に重大な副作用が起こることが報告されています。

・ショック、アナフィラキシー（発疹、発赤、呼吸困難、顔面浮腫、口唇浮腫）
・錐体外路症状（後屈頸、眼球側方発作、上肢伸展、振戦、筋硬直）
・意識障害、痙攣
・肝機能障害、黄疸

■︎服用時の注意点■︎
・服用後、眠気やめまいが現れることがあるため、車の運転や危険作業は避けてください。
・心疾患・不整脈・QT延長と診断されたことのある方、肝機能障害または腎臓の疾患がある方は服用に注意が必要です。事前に必ず医師へご相談ください。

以下の薬剤との併用は、心臓への負担や副作用（QT延長）のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。

・フェノチアジン系精神神経用剤
・ブチロフェノン系製剤
・ジギタリス製剤（ジゴキシン等）
・抗コリン剤（ブチルスコポラミン臭化物）
・制酸剤、H2受容体拮抗剤
・CYP3A4阻害剤（イトラコナゾール等）

また、現在治療中の疾患がある場合や他の薬を服用している場合は、必ず医師に相談してください。

Q：ドンペリドンは市販薬として購入できますか？
A：ドンペリドン錠10mgは、医師の診察・処方が必要な医薬品であり、ドラッグストア等で市販薬としては販売されていません。

Q：ドンペリドンを食前に服用する理由は？
A：食前に服用することで、食後の吐き気や嘔吐を予防する効果が期待できます。また、胃からの排出を促し、消化管の運動を調整する働きを持つため、食前に服用することで最大限の効果が得られます。

Q：ドンペリドンは二日酔いにも使えますか？
A：二日酔いによるむかつきや吐き気の改善にも用いられることがありますが、飲酒時の吐き気を予防するために服用するのは、体への大きな負担となります。あくまで、二日酔いなどの飲酒後の症状を緩和する医薬品として考え、自己判断での服用は避けましょう。

Q：ドンペリドンで眠気や便秘が出ることはありますか？
A：眠気や便秘、めまいなどの副作用が報告されています。症状が強い場合は医師にご相談ください。