便秘症、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常、尿路結石の発生予防

1日4錠を食前または食後・就寝前の4回に分けて服用します。

※ただし、年齢、体重、症状により適宜増減されることがあります。
※水分摂取が少ないと効果が弱くなるため、コップ一杯程度の十分な水分とともに服用しましょう。
※飲み忘れた場合は、気づいたときに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は1回飛ばして、次の時間に1回分を服用してください。決して2回分を一度に服用しないでください。

■︎主な副作用■︎
主な副作用として、下痢、血清マグネシウム値上昇などが報告されています。

■︎重大な副作用■︎
また、重大な副作用として高マグネシウム血症を発症することがあります。以下の症状は重大な副作用の初期症状である可能性があります。これらの症状が出た際は、すぐに使用をやめ、医師にご相談ください。

吐き気、嘔吐、口・のどの渇き、脱力感、立ちくらみ、めまい、徐脈、息切れ、意識低下、皮膚紅潮、筋肉に力が入らない、息苦しい、胸の痛み、血圧低下、傾眠

※上記はすべての副作用を記載したものではありません。気になる症状が出た場合は、医師にご相談ください。

酸化マグネシウム錠と併用禁忌となる薬剤はありませんが、薬剤の吸収低下による効果の減弱や、下痢などの副作用が強くなる可能性などにより、併用注意となる医薬品や食品があります。

・テトラサイクリン系抗生物質
・ニューキノロン系抗菌剤
・ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤
・抗ウイルス剤
・一部のセフェム系抗生物質、抗リウマチ薬
・ジギタリス製剤
・フェキソフェナジン
・ポリカルボフィルカルシウム
・高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤
・活性型ビタミンD3製剤
・リオシグアト
・ロキサデュスタット、バダデュスタット
・H2受容体拮抗薬、プロトンポンプインヒビター
・ミソプロストール

その他、大量の牛乳やカルシウム製剤の摂取にも注意が必要です。

Q：酸化マグネシウム錠は毎日飲んでも大丈夫ですか？
A：長期服用でも比較的習慣性のつきにくい下剤ですが、腎・心疾患患者や高齢者は注意が必要です。長期服用する場合は定期的に血液検査を行うようにしてください。そのほか、必ず用法用量を守り、医師の指示に従い服用するようにしましょう。

Q：酸化マグネシウム錠の効果が感じられないときはどうすればいいですか？
A：効果が感じられない場合は、服用量やタイミングを医師にご相談ください。また、酸化マグネシウムのような浸透性下剤は、水分摂取が少ないと効果が出にくい場合があります。便秘改善のためには、コップ一杯程度の水で飲むようにし、こまめな水分摂取を心掛けてください。

Q：酸化マグネシウム錠とビオフェルミンや他の便秘薬は併用できますか？
A：併用禁忌ではありませんが、自己判断による他の薬剤との併用は、市販薬も含め副作用のリスクを高めてしまう可能性があります。併用を希望する場合は、事前に医師にご相談ください。

Q：酸化マグネシウム錠のやめどきは？
A：便秘が改善し、毎日自然な排便ができるようになったら、医師と相談の上で減薬や服用の中止を検討してください。